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日本一の思い出に毎日“お礼参り” 堀琴音が第二の故郷で今季初Vへ

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目◇24日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6520ヤード・パー72>今週の舞台であるマスターズゴルフ倶楽部から目と鼻の先に、ゴルフ人生最大の勲章を手にしたコースがある。女子ゴルファー日本一に輝いた昨年の「日本女子オープン」。その会場となったチェリーヒルズゴルフクラブの前の道路が、堀琴音の今週の通勤ルートだ。

【写真】今とあまり変わらない? 18歳の堀琴音

「チェリーの看板があるところを曲がって来ています。車で通るたびに『どうも』『約1年ぶりですね』とか言っています。なんか、すごくいい気をもらっているような感じがしています」日本一のタイトルを獲得した思い出のコースを素通りするわけにはいかない。“お礼参り”ともいえる毎日のごあいさつ。初日「72」の36位とやや出遅れたが、連日の「67」でトータル10アンダーに伸ばし、首位と2打差の2位までジャンプアップしてきた。前週の「富士通レディース」は3位で、5位だった4月「KKT杯バンテリンレディス」以来となる今季2度目のトップ10入りだった。メルセデス・ランキング(MR)は54位からシード圏内の45位に浮上。メジャー優勝による3年シードは保持しているが、MRでのシードの維持にこだわり、「まだ確定ではないので、今週もしっかり頑張りたい」とより多くのポイント奪取をもくろんでいる。「ショットも、パットもよかった」というこの日は、フェアウェイを外したのも、パーオンできなかったのも各1度しかなかった。好調なショットを武器に6バーディを奪い、ボギーは1つだけ。9番は6メートル、14番パー3は10メートルをねじ込むなどパットも冴えた。ラウンド前のランニングは以前からの日課だったが、7月「資生堂・JALレディス」のときにおう吐など熱中症のような症状に陥り、その後は走るのを控えている。その分、屋内でもできるウォーミングアップを入念に行うようになった。それまでの出力を上げるためのアップから、主眼を柔軟性の向上に置いた。「時間はこれまでと同じ30分くらいだけど、ゴルフに特化したメニューをトレーナーさんに考えてもらいました。30歳になったし、18歳のころとは違うので」。その効果は9月「ゴルフ5レディス」あたりから実感し、「今につながっている」という。シード確定はもちろん、日本女子オープン以来となる通算4勝目も狙える位置にいる。最終日最終組でのプレーも日本一になって以来。徳島県出身だが、兵庫は高校時代に滝川第二高で過ごし、プロになってからもしばらくはツアー通算2勝の姉・奈津佳と一緒に神戸市内に住んでいた。「兵庫県は第二の故郷。頑張りたい気持ちが強いです」今年も兵庫で開催された日本女子オープンは、9位で決勝ラウンドに進んだものの失速し、16位で連覇を逃した。「あしたはがむしゃらにやりたい。一打一打、自分のやるべきことをやるだけです」。チェリーヒルズGCとマスターズGCのクラブハウスは、直線距離で3キロも離れていない。毎日感じているチェリーの幸運の“気”は、プレー中でもしっかり届くはずだ。(文・臼杵孝志)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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