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「逃げるほうが好き」な桑木志帆が年間女王へ加速 MR2位の佐久間朱莉も2打差で追走

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目◇24日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6520ヤード・パー72>メルセデス・ランキング(MR)1位を独走する桑木志帆が「67」で回り、トータル12アンダーで単独首位に浮上した。ツアー通算6勝のうち、4勝は最終日を首位から出ての逃げ切り。最終日に2打差を申ジエ(韓国)に追いつかれた3週前の「日本女子オープン」はプレーオフで惜敗したが、得意の勝ちパターンに大きくうなずいた。

【写真】桑木志帆の打痕は赤い!? 女子プロドライバー図鑑

「逃げるほうが好きです。追いかけるのは差が開くと気持ちが萎えるけど、最初にリードがあれば迫ってこられてもあまり焦らない。自分のゴルフに集中して、スコアを伸ばすだけだから」2日目は首位と1打差の2位に上がったが、「後半は50点。自分のゴルフができなかった」と顔をしかめていた。ラウンド後は練習場に直行。横振りになっていたスイングを本来の縦振りに戻し、気持ちよくこの日を迎えた。「あまり縦になりすぎたら横振りにして、また縦振りに戻したりの繰り返しです。動画を撮ってチェックしたりはしないですね。感覚で気がつきます。昨日の練習で手ごたえがあって、きょうはそれを試しながらやっていた。ショットはよくなりました」4番パー3は8番アイアンで残り144ヤードをピン右奥1.7メートルにつけた。5番パー4は4.2メートルを沈め、6番パー4は残り139ヤードの2打目をピン左1.5メートルにつけた。序盤の3連続バーディで混戦を抜け出しての首位浮上。2打差の2位には5人がひしめくが、「関係ないです。まだ100%の状態ではないので、自分のことで必死ですから」とニヤリと笑った。ちなみに前日は「毛先が痛んで、とても見せられない」とお団子ヘアだったが、この日はいつものように金髪をなびかせてプレーした。「朝、アイロンを当てて整えてきました。いいゴルフができたのは、そのおかげかな」。軽口をたたくのは好調の証し。今季4勝目に向けて死角はない。5人の2位のなかには、大会連覇も懸かるMR2位の佐久間朱莉もしっかり名を連ねた。桑木と同じ2位から出て、「69」をマーク。だが、こちらは「フラストレーションが溜まる一日だった」とため息をついた。2日連続のボギーなしラウンド。ピンチはなし。だが、バーディは3つだけ。勝負どころの13番パー4からは「パットを打ち切れなかった」とバーディパットが3連続でカップに届かなかった。佐久間も「追いかけるより、逃げるほうが好き」と得意は先行逃げ切り。「でも、まだまだ全然分からない。自分のプレーをすれば勝てるのは同じだから。明日はしっかりパー5でバーディを獲っていきたい」。最終組の1つ前で回る最終日の逆転に向け、力を込めた。桑木が逃げ切り、佐久間が単独2位で終わると、MRのポイント差は現在の898.63ptから1018.63ptに広がる。桑木が欠場を決めている次戦の「樋口久子 三菱電機レディス」で佐久間が優勝すれば、818.63pt差。桑木は2週後の日米共催「TOTOジャパンクラシック」で佐久間より92pt多く稼げば、佐久間が残りの「伊藤園レディス」「大王製紙エリエールレディス」「JLPGAツアー選手権リコーカップ」をすべて勝っても逆転されない計算で、年間女王が決まる。TOTOでの女王決定となれば、賞金ランクが女王争いのベースだった2006年の大山志保以来となる。これまで4度あったツアー最速に並ぶ女王が誕生するのか、昨季女王の佐久間が意地を見せるのか…。シーズンも大詰め。最終日の2人のプレーに注目だ。(文・臼杵孝志)

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