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「勝負弱さ」を感じた夏から一転 レフティ・細野勇策が日本タイトル2勝で年間王者争いを独走

<日本オープン 最終日◇18日◇タラオカントリークラブ 西コース(滋賀県)◇7411ヤード・パー70>「やっと終わったのと、楽しい時間が終わっちゃった」。細野勇策は、「ヒリヒリ」するような最終日のラウンドを楽しんでいた。

【写真】オール“ピン”体制 細野勇策の14本

今週を通して最も風が強く吹いた最終日。上位勢が軒並みスコアを落とす中、3打目勝負とした4番パー5でピン奥5メートルを沈め、バーディが先行した。5番でボギーを叩いたが、6番ですぐさまバウンスバック。8番では強めに打ったアプローチが1バウンドでピンに直撃するチップインバーディも飛び出した。後半こそ2オーバーとしたが、5バーディ・5ボギーのイーブンパーは、後続の追い上げを振り切るには十分なスコアだった。一打差で追っていた同組の今平周吾は前半に「40」を叩いて優勝戦線から後退。一組前の坂本雄介が伏兵として3アンダーで回ってきたが、細野の背中には届かなかった。5月の「日本プロゴルフ選手権」でツアー初優勝を飾ると、今度は「日本オープン」を制覇。ビッグタイトルを立て続けに手にした。日本タイトルの年間複数回優勝は、2019年の石川遼(日本プロ、日本シリーズ)以来。また、ツアー初優勝と2勝目をともに日本タイトルで飾ったのは、羽川豊、佐々木久行、稲森佑貴に次ぐ4人目となった。歴史に名を刻む記録にも、「実感はないですが、人がやっていたらすごいと思うので、そういうことかな」。自ら成し遂げた偉業を、少し照れくさそうに受け止めた。初優勝から時間がたち、8月の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」では逆転での勝利を手繰り寄せられず、「勝負弱さを感じた。いつ2勝目が来るのかな」と思い悩んだ時期もあった。それだけに、今回の勝利には「誇りに思います」と胸を張る。通常大会の1.25倍のポイントを獲得できる日本タイトルを2つ手にし、ポイントランキングでも首位を独走。2位の岩田寛との差は927.313ポイントに広がった。「そろそろ意識してくるのかなと思います」。ヒリヒリする勝負を楽しんだ23歳が、今度は年間王者の座も視野に入れ始めた。(文・齊藤啓介)【主な記録】■日本タイトル年間複数回優勝1973年のツアー制施行後では、2019年の石川遼(日本プロ、日本シリーズ)以来7年ぶり。史上17人目(25例目)■日本プロ、日本オープンの両大会制覇2017年の池田勇太以来9年ぶり史上22人目(ツアー制施行後では12人目)。なお、同一年に両大会を制覇したのは2008年の片山晋呉以来18年ぶり史上11人目(ツアー制施行後では5人/6例目)■ツアー初優勝、2勝目ともに日本タイトル羽川豊、佐々木久行、稲森佑貴に次ぐ4人目■ツアー初優勝と同一年の日本タイトル2勝目を達成1981年の羽川豊(日本プロ、日本シリーズ)以来、45年ぶり2人目■日本タイトル2冠達成年齢:23歳282日羽川豊(23歳363日)を抜き、73年ツアー制施行後では、?川泰果(22歳326日)に次ぐ2番目の記録

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