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成田美寿々が男子ツアーで得た“学びと刺激”「QTやれるかもしれない」

<リシャール・ミル チャリティトーナメント 2日目◇25日◇朱鷺の台カントリークラブ(石川県)◇6838ヤード・パー70>国内女子ツアー通算13勝の成田美寿々は、ホールアウト後に清々しい表情を見せた。114位から巻き返しを狙ったこの日は、1バーディ・8ボギーの「77」。トータル15オーバー・117位で、自身初となる男子ツアーへの挑戦に幕を閉じた。

【写真】駆けつけた“成田一族”へ喜びのポージング

終盤は笑顔とガッツポーズが光った。後半、479ヤードの7番パー4では、40ヤードの3打目をロブショットで50センチに寄せ、「私的にはバーディ」のパーセーブ。思わずガッツポーズが飛び出した。続く8番では、約7メートルのパットを打った直後は重い表情を見せたが、ボールがゆっくりとカップに吸い込まれると驚きの表情。“成田一族”と書かれた服を着て応援してくれているファンにポーズを送った。「ノーバーディが免れたのでよかったです」と笑顔で振り返った。自身初となる男子ツアーでの戦いでは、たくさんの収穫があったという。なかでも、得るものが大きかったのが「アプローチの技術」だ。女子ツアーのセッティングでは、「そんなに引き出しがなくてもなんとかやれる」という感覚があった。一方、グリーンが硬く、ピンポジションもエッジから3ヤードなど端に切られるセッティングが多い男子ツアーでは、「ロブショットだったりスピンショット」が必要とされた。「こっち来てからですけど、男子プロの皆さんのスピンショットを見たりしてやってみたり」と、普段はあまり行わない練習も取り入れることができた。そのなかで、「昔はこんなことができていたのにやっていなかったな、ということを思い出したり、できていたことがまた蘇ったのもありますし、すごくいいイメージでアプローチの練習ができた。それができるかできないかはさておき、何回かできたので。7番のロブショットもそうなんですけど、すごくそれが収穫だったかなと思います」とかみしめた。成田は今年も、来季の女子ツアー出場権を争うQTに挑戦する。「スコアを見て“嘘だろう?”と思うかもしれないですけど、『QTやれるかもしれない』って思えた。すごくヒントをたくさんもらいましたし、『早く練習したい』って思うことが久しぶりだなと思ったので、QTに向けてたくさん練習していきたいです」と、前向きなモチベーションも生まれた。今季の残りは、今のところ女子ツアーへの出場予定はない。10月に開催される国内シニアツアー「ファンケルクラシック」で行われる「女子プロエキシビジョンマッチ」への出場は決まっている。男子ツアーという新たな舞台で、スコア以上に多くの気づきを得た2日間。男子プロの技術を間近で見て、挑戦した経験が次のステージへの刺激となったに違いない。得た学びと刺激を糧に、QTに向けて再び練習の日々へと戻っていく。(文・高木彩音)

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