<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目◇19日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6565ヤード・パー72>18歳ルーキー・伊藤愛華が13試合ぶりに決勝進出を果たした。昨年のプロテストでトップ合格を果たし、満を持して挑んだ国内最高峰の舞台だったが、ここまで出場24試合のうち決勝進出はわずか2回。厳しい戦いを強いられていた。
「毎週泣いていました」。苦悩の日々を過ごしていたが、今季ベストの19位に入った6月「ヨネックスレディス」以来、ひさしぶりの予選通過。先週のメジャー「ソニー 日本女子プロ選手権」を終えた際には、「あれ、3カ月か…」と長らく予選通過を果たせていないことが頭をよぎった。だからこそ今週は、「気合を入れてきた」。その思いが通じたか、初日「71」、2日目「69」と、これまた約3カ月ぶりの連続アンダーパーを並べ、首位と4打差のトータル4アンダー・16位で決勝ラウンドへ駒を進めた。不振の要因は、「自分がやりたいストロークができていなかった」こと。これまでは手を使って微調整をしてしまっていたが、8月から新しいトレーナーに師事し、「体で調整した瞬間に、曲がり幅が減りました」と、光が差し込んだ。グリーン上でも悩みは尽きなかった。これまでブレードタイプのパターをベースにしてきたが、“日替わり定食”のようにパターを替えていたという。今週はテーラーメイド『スパイダー ツアー X』を投入。「しばらく変えないです」と、ようやく着地点を見つけた。反撃体制は整いつつある。今季はQTで16位に入り、前半戦フル出場権を獲得したが、「ニチレイレディス」終了後に行われた第1回リランキングでは55位に下がった。幸い「CAT Ladies」を除けば出場できているものの、「出られる、出られない」という気がかりがつきまとう位置にいる。「後半戦、しっかり出場できるようになったらうれしいですが、気にしすぎると全てを発揮できなくなるので、決めたことをやり切れるようにしたい」次週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」終了後に第2回リランキングが実施される。気負わず、それでも今大会を含めた残り2試合で、現在の65位からジャンプアップを目指す。(文・齊藤啓介)
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