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元ゴルフショップ店員 異色経歴の44歳が初V王手「経験が生きている」

<ANAオープン 3日目◇19日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7006ヤード・パー72>単独首位でスタートした44歳・内藤寛太郎は「67」とスコアを伸ばし、トータル19アンダーでリードを守った。初めての首位でのラウンドだったが「あまりいつものラウンドと変わりませんでした」。ベテランらしく落ち着いたプレーで初優勝に前進した。

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「朝からバタバタしていたので、スタートの時、全く緊張感がなかったんです。それが逆に良かった」。何があったのかは明かさなかったが、慌ただしい一日の始まりが、プレッシャーを吹き飛ばしてくれた。1番で7メートルを沈めてバーディ発進を決めると、「2番も難しい下りのスライスが入ってくれたので、いいスタートが切れました」。4打差を追ってスタートした佐藤大平も連続バーディの滑り出しだったが、差を詰めさせなかった。最終18番パー4はティショットを林に打ち込みピンチだったが、残り135ヤードの2打目をPWで木の上を行きグリーンオン。「ラフだから曲がらないので、上しかなかったですね。手前でいいやと思ったら乗ってくれました」。トータル19アンダーは今大会の3日目までの歴代最少ストローク。ビッグスコア(63)の翌日という難しい一日をボギーなしでしのぎ切った。東北福祉大を卒業後、10カ月で研修生を辞め、地元・福島のゴルフショップで働いていた異色の経歴の持ち主。「郡山のゴルフショップエーコーっていうところです。そのショップにティーチングプロがいて、14歳の時にその人に教わりながらインドアでゴルフを始めました。研修生を辞めた時に『うちで働きながら練習したら』って声を掛けてもらって、3年いましたね」。午前は練習、午後は店頭に立つ生活からプロゴルファーの道を切り開いた。レギュラーツアーでの優勝はないが、初出場初優勝を飾った2008年の「静ヒルズトミーカップ」など、ACNツアーでは通算3勝。いずれも敗れはしたが、そのほかに2度のプレーオフも戦っている。「(ACNツアーの)経験が生きているのかは分からないですけど、せっかくいい位置にいるので、そのチャンスを生かせるように頑張ります」。2位とは3打差。福島県出身者による初優勝へ、残りは18ホールだ。(文・田中宏治)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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