<ANAオープン 2日目◇18日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7006ヤード・パー72>アメリカ生まれ、アメリカ育ちの25歳・山脇健斗が連日の「68」で回り、トータル8アンダーの7位タイにつけた。今季はQTランキング247位とレギュラーはもちろん、ACNツアーも自力での出場は難しい立場。マンデーを突破しての今季レギュラー初戦で快調なプレーを続けている。
ツアーに出られない今季は、ツアー外競技の地区オープンに出場。「日神杯千葉オープン」優勝、「札幌オープン」2位など、結果を残してきた。「地区オープンでいいスコアを出しても、ツアーのセッティングだと難しいのかなと思っていたら、(初日の)出だし4ホールで3オーバー。『ツアーに来るとこうなっちゃうのか』と思ったところから巻き返せて良かったです」。その後の32ホールはボギーなしの11バーディと快進撃。「初日より少しはフェアウェイに打てて、パー5でちゃんとバーディを取れた」。2日目は4つのパー5で3バーディを奪った。カリフォルニア州サンディエゴ出身。カリフォルニア大学バークレー校を2年で中退し、PGAカナダでプレーした後、QTを経て、2024年から日本に戦いの場を移した。「日本語は家庭で使っていたので話せますけど、こういうの(取材)は苦手。勉強してちょっとうまくなってきたぐらいですね」。本人は謙遜するが、アメリカ育ちとは思えないほど日本語は流暢。「怒ると英語です。出ちゃいますね」と笑みを浮かべた。父はテーラーメイドの元社長。兄はかつてスリクソン、現在はタイトリストで働いている。キャディバッグの中はそんな家族の経歴を表すように各社のクラブが混在。「1Wはテーラーメイド、3Wがタイトリストで、アイアンはスリクソン。ウェッジはタイトリスト、パターはテーラーメイドです」とセッティングを明かした。昨年大会では初日2位(最終順位は27位)と相性がいい。「洋芝が好きですね。日本のコースで苦戦するのが、ボールが浮き過ぎて打ち込めないとき。ここは気持ちよく上から入れてボールをつぶせるので、アメリカにいる時と同じようにプレーできます」。2日目を終えて3位(同30位)だった昨年の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」も洋芝のコースでの開催だった。「昨年は初日だけで、そこから伸ばせなかったので、落ち着いてコツコツ伸ばしていければ。あんまり欲を出さずに頑張ります」。レギュラーツアー出場の限られたチャンスを生かし、今年は最後まで上位でプレーする。(文・田中宏治)
<ゴルフ情報ALBA Net>




