2028年から「二部制」が導入されるPGAツアーは15日、その出場資格を発表した。だが、通算82勝(うちメジャー15勝)を誇るタイガー・ウッズ(米国)の参戦は、厳しい状況となっている。
出場資格を得られる可能性があるのは、キャリア・マイルストーンによる特例。つまり、生涯獲得賞金トップ50に入っている選手(タイガーは現在2位)が行使できる資格だ。ただ、この1回限りの特例を利用するためには、前年にツアーへ15試合以上出場していることが条件となる。タイガーは、世界ゴルフ殿堂入りとツアー通算20勝以上により、ツアー出場資格を27年まで保持している。しかしながら、18年以降、年間15試合に出場したことは一度もない。歴代優勝者として「マスターズ」、「全米プロ」、「全英オープン」の出場権を有するが、「全米オープン」、「プレーヤーズ選手権」の資格はない。27年のツアーで優勝すれば、28年のチャンピオンシップシリーズの出場資格を得ることができる。3月にフロリダ州の自宅近くで横転事故を起こしたタイガーは現在、ツアー競技を含むゴルフ活動を休止している。痛み止めへの依存症についてスイスでリハビリを受け、先週にはフロリダ州の裁判所で薬物下での運転について異議を申し立てず、5年間の運転免許停止と1500ドルの罰金を受け入れた。昨年秋には自身7度目となる腰の手術を受け、リハビリを続けていた。そんななか、14日にはニュージャージー州のリバティナショナルGCで行われた「ネクサスカップ」に登場し、トライビングレンジでショットを打つ姿が確認されている。競技復帰へのタイムラインは「すべて未定」としている一方、PGAツアーのフューチャー・コンペティション・コミッティの一員として、ツアーの将来を見据えてルール変更などにも大きく尽力している。「タイガーの焦点は、PGAツアーを私たちよりも誰よりもずっと長く存続させることにある。長期的な視点で考えられている」と、ツアー会長のスコット・オニール氏はコメントしている。(文・武川玲子=米国在住)
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