<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 事前情報◇8日◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川県)◇6755ヤード・パー72>米ツアーを主戦場とする日本選手が11人も出場する今年の大会を誰よりも楽しみにしていたのが、佐久間朱莉だった。
【写真】「どっかで回ったことがある」 黄金世代コンビとのハイタッチをプレーバック
この日の正午に発表された予選ラウンドの組み合わせ。昨季の日本ツアーの年間女王は、米ツアー通算7勝の畑岡奈紗と、今年5月の国内メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」を制した河本結と回ることが決まった。「なんか、どっかで回ったことがあるなぁと思いました」3人が同組となるのは昨年のサロンパスカップの予選ラウンド2ラウンド以来、3度目。4学年上の黄金世代の2人とのペアリングに、気持ちも高まってきた。「サロンパスのときとはコースが違うので、どんなゴルフをされるのかが楽しみ。ショートゲームが得意な結さんが、深いラフからどんなアプローチをするのかも楽しみです。いい組に入ることができてよかったです」。2週前の「ニトリレディス」で今季2勝目を挙げ、前週の「ゴルフ5レディス」は9位に入った。パットの不調が原因だった一時の「プチスランプ」から脱して調子は右肩上がり。「今年の最大の目標です」と開幕時から宣言していた初のメジャー制覇に向けて、最高の状態で決戦の地に入ってきた。コース入りした前日はアウトの9ホール、この日はインの9ホールをチェックした。初めてラウンドするコース。「フェアウェイがタイトに絞られていて、ラフは深い。ホールによっては、曲がったら出すだけもある。きょうは雨で水を含んでいたので、余計に難しく感じました」。アマチュアだった2017年の「日本女子オープン」に初出場してから、今回が22度目のメジャーとなる。最高は昨年の日本女子オープンと24年「ワールドレディスサロンパスカップ」の2位。日本女子プロ選手権は沖縄・かねひで喜瀬CCで開催された24年の9位がキャリアハイだ。米ツアー勢は20年「全米女子オープン」覇者のキム・アリム(韓国)も含めて12人。2年連続の年間女王を目指す日本のエースにとっては、現在の自分の立ち位置を確認できる絶好の舞台ともなる。「目標だと言っている割には、今はいつもの試合と変わらない感じです。アメリカでプレーしている選手も帰って来てくれたので、ワクワクする感じはあるけど、『メジャーだ!』という感じはまだない。やることは同じ。いつものスケジュールで過ごしています。普通の試合では勝っているので、メジャーだから勝てないことはない。普段通りのプレーができれば、チャンスはあると思います」気負わず、肩肘を張らず、いつもと同じ。“平熱”のメンタルは好調の証かもしれない。だから、開幕直前でも初めて訪れた石川での食事が最大の関心事。「おいしいご飯を食べたい。いろんな先輩たちに『石川は何を食べてもおいしいよ』と教えてもらいました。楽しみは、おさかなですね。ノドグロは絶対に食べたい」。自然体の日本エースは、まずは白身のトロとも称される高級魚のノドグロを食して、女子プロ日本一のタイトルを釣り上げる。(文・臼杵孝志)
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