<明治安田レディスゴルフトーナメント 最終日◇19日◇仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県)◇ 6692ヤード・パー72>“ママさんゴルファー”として今年から本格復帰したテレサ・ルー(台湾)が、今季最高順位の3位に入った。15位から出た最終日はボギーなしの「64」をたたき出し、トータル17アンダーまで一気に伸ばした。
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圧巻のラウンドも「運が良かったから」と振り返る。最終18番ではティショットを左に曲げたが、ギャラリーの傘に当たってフェアウェイ側のラフに戻ってきた。残り124ヤードの2打目を3メートルにつけ、この日8つ目のバーディ。クラブハウスリーダーとなった。「(最終組は)まだ4ホールくらいあるから、優勝は難しいと思っていた。自分ができることはすべて出し切りました」。最終的には3打差の3位で、メルセデス・ランキングはシード圏内の42位に浮上。表情は最後まで晴れやかだった。2024年9月に第一子となる男の子・レオくんを出産。今年3月の開幕戦から復帰して、2〜3試合に出場して1週休む、というペースで転戦をしている。息子は帯同せず、台湾で両親が面倒を見てくれている。「テレビ電話を毎日するけれど、最近は無視されるんですよね…。全然相手してくれない! 困りますよ」。そう言って笑う母の裏には、家族への感謝がある。台湾に戻って息子のそばにいる時も、両親が全面的にサポートしてくれている。「『練習してきな、心配しなくていい』と言ってくれて、私は『分かりました、行ってきます』と。子どもの面倒を見る大変さを親がやってくれている。だから、みんなのために練習をやらないといけない。前は自分さえ良ければよかったけれど、今は責任感があります」。復帰直後は「ワクワクしすぎた(笑)」と予選落ちもあったが、ツアー通算16勝の実力者は、少しずつ試合勘を取り戻している。「慣れてきてショットも安定してきました。楽しい! 優勝したいです」。2017年の「LPGAツアー選手権リコーカップ」以来となる勝利へ、闘志を燃やし続けている。今年10月で39歳を迎える。「若い子たちは毎週試合に出ても疲れないって。私もトレーニングをしているけれど、やっぱり違う。だから、早めにたくさんバーディを取るっていう作戦でいかないと(笑)」。ゴルフを楽しみながら、新たなキャリアを歩み続けている。(文・笠井あかり)
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