<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 3日目◇11日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6700ヤード・パー72>グリーン奥からの3打目のアプローチをミスし、ボールは再び1メートル先のラフで止まった。今大会40ホール目の4番で喫した初ボギー。初優勝を狙う仲宗根澄香のゴルフは、予選ラウンドの2日間と明らかに違っていた。
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「少しボールが埋まっていて、逆目の芝に食われてしまいました。昨日までと比べると、緊張していたと思います。決定的なミスもした。力が入っていたり、いろいろ考えたりもしていました」それでも必死に粘っていた。11番で2つ目のボギーを打っても、直後の12番でバウンスバックのバーディを決めた。スタート前にあった4打の貯金を使い果たしたムービングデー。苦しみながらも、16番のバーディで再び単独首位にも立った。だが、上がりの2ホールで暗転。17番パー3はティショットをグリーン左奥のニアサイドのラフにこぼし、最難関の18番はグリーン左手前ラフからの3打目を寄せ切れなかった。痛恨の連続ボギー。初日から守っていた首位の座から滑り落ちた。「きょうは自分に負けてしまった瞬間がいくつかあった。外したらいけないところが見えてきたり、やろうとしたことをやり切れなかったり…。あしたは自分に負けないようにしたい。(優勝は)やっぱり意識しているので、そこを楽しみつつ、1打1打にベストを尽くしたいです」2011年1月にTP単年登録し、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)に入会して16年目。首位陥落でツアー史上2番目に遅い初優勝に暗雲が漂い、34歳のベテランの声のトーンは低かった。だが、メディア対応の最後はなぜか大爆笑。重苦しい空気は一変した。今週は初日の夜に食べたカレーにハマっている。北海道名物のスープカレーではなく、いわゆる普通のカレー。翌日のティオフが午前7時10分と早かったため、選んだお手軽メニューだったが、「65」をマークして首位キープした。「すぐゲンを担ぐタイプなので、2日目の夜もカレーにしました」。海鮮カレーに、ご飯は280グラム、辛さは1辛。メニューを手に取ることもなく、まったく同じものをオーダーした。下部ステップ・アップ・ツアーでは6勝しているが、優勝した大会に出場するときは必ず同じホテルを予約する。違う大会でも会場が近ければ、迷うことなくそこを選ぶ。ゲン担ぎはルーティン。だから、初優勝を目指す最終日を前にした勝負メシも当然、カレーに決めた。「アンダーで回れたし、冷静に考えたらいいプレーができた。2日連続で食べたし、きょうもカレーでしょう。サイドメニューはなし。海鮮カレーの一択です。少し足りなくて、昨日はコンビニに行きかけたけど、グッと我慢しました」4月「ヤマハレディース葛城」以来となる5度目の最終日最終組。自らを縛りつけるプレッシャーなど笑って吹き飛ばせばいい。首位とは1打差。今度こそ初優勝を平らげる。(文・臼杵孝志)
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