<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 3日目◇4日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>3打差以内に17人の大混戦に、ベテランが割って入った。49歳の近藤智弘はトータル15アンダーの13位タイと逆転優勝も狙える位置。「予選を通ったら優勝したぐらいの気持ちでやっている」と若手に圧倒されながらも、奮闘を続けている。
「今のツアーは厳しくて、自分のパワーだとなかなか対抗できないというのが続いていて、それでも出られる試合は頑張ろうと、ほとんどくじけていますけどね」。大会前はカットラインが6アンダーになるとは想像していなかった。「昔だったら大きなミスさえしなければ、予選を通って、3日目、4日目と頑張れば上位に行けると思っていたけど、いまは予選ラウンドで力を使い果たしちゃう。もう余力が残っていないんですよ」。ホールアウト後はボヤキが止まらなかった。それでも、3週前の前戦「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で8位に入ったのに続いての上位争い。その要因は1Wの復調にあるという。「ミズノオープンから1Wを替えました。坂本雄介と練習ラウンドをして、彼のドライバーが良かったので、スペアを借りて、ツアー選手権もそのまま借りて、その後、同じようなセッティングで作ってもらいました」。つかまりのいいクラブに変えたことで、逆球が出ることは少なくなった。1Wが安定すると、その後の流れも良くなる。「何かが特別いいというのはよく分からないけど、アイアンが良かったり、ウエッジが良かったり、ドローのイメージが揃ってきて、気分的に余裕が生まれて、バーディパットを打てるホールが増えてきた」とすべてがいい方向に向かっている。来年にはシニアツアーも待っている。「シニアは楽しいだろうな、早く行きたいなという気持ちと、苦しくてもレギュラーで戦いたいというこだわり、そんなことを1年ぐらい考えています。そのこだわりがあるから今でもしがみつけているんだと思う」。今季はQTで前半戦の出場権を得ての出場。今季、シード復帰が叶わなかった場合、今年のQTを受けるつもりはないという。「昨年はファイナルだけだったけど、今年はサードから。今はそのモチベーションはないですね。でも、ゴルファーは結果で気分が変わるから。辞めるって言っていたのに、辞めない人もいっぱいいるじゃないですか(笑)」。あくまでQT不参加は今のところ。今後の戦い次第でいつ気が変わってもおかしくない。このまま2試合連続の上位フィニッシュとなれば、その気持ちにも少しは変化があるはず。もちろんシードにも前進する。そもそも優勝だって狙える位置だ。「体力的にしんどいし、痛いところもたくさんあるんで、痛み止めを飲みながらもう1日頑張ります」。12年ぶりの復活優勝へ、疲れた体にムチを打つ。(文・田中宏治)
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