<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 初日◇2日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)>選手会が主催する今大会の第1回実行委員長を務めた池田勇太が「67」の好スタートを切った。近年は顎偏位症に苦しんでいたが、手術を経て、昨季は3年ぶりに賞金シードを奪回。立ち上げに尽力した思い入れの強い大会で、7年ぶりの復活優勝を狙う。
【写真】池田勇太がジャンボ追悼の3タック「ノーストレスだね」
第1回大会は2021年5月に開催。コロナ禍で試合が減るなか、選手たちが自分の手で働く場所を作ろうとトーナメントの立ち上げに動いた。当時、池田は選手会で副会長と事務局長を兼務。選手が事務局長を務めるのは初めてだった。「この大会を作った張本人みたいなもんだから、そりゃあ思い入れはあるよ。佐藤さんにも『一回は優勝してほしい』と言ってもらったんで、最終日まで優勝争いに絡めるように頑張りたいですね」。初日のプレーを終えると池田はこう意気込んだ。「佐藤さん」とは、特別協賛という形で大会をスポンサードするサトウ食品株式会社の佐藤元(はじめ)社長のこと。池田について話を聞くと、「第1回は表彰式も池田プロが仕切っていて、プロ4試合目の優勝でまだどう動いていいか分からない片岡尚之くんに『もっとトロフィーを上げて』『笑って』と指示を出していましたね」。当時を振り返りつつ、今大会の活躍を願っていた。初日は降雨によるコースコンディション不良により、予定から2時間遅れのスタート。そんななか、池田は出だしの10番でバーディを奪う滑り出し。「きょうはよく降った。予想以上に降ってますもん。その分、飛距離は落ちるけど、コースはよく知っているから不安がないんでね」。15、16番で連続バーディを奪うなど、6つのバーディを量産した。終盤には7番で2.5メートル、9番で2メートルと際どいパーパットも沈めた。「パターはだいぶ復調してきた。短いパットはまだ怖いけど、試合でも練習でも外すことを恐れずにやり続けること。どっかで外れるんだろうな、と思いながらやってます」。本人にとってはまだまだなのだろうが、ショット、パットともに強いころの雰囲気が戻ってきている。今大会は例年、優勝スコアが20アンダーを超える伸ばし合い。「今の良くなりつつある調子をもってすれば、上位で争えるのかなという気持ちはある」。男子ツアーは今大会が終わると、6週間の長いオープンウィークに入るとあって「勝ってバカンスか。そりゃいいな」とニヤリ。第1回の実行委員長に加えて、歴代優勝者の欄にも池田勇太の名前を書き加える。(文・田中宏治)
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