<全米オープン 事前情報◇17日◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440ヤード・パー70>今季メジャー第3戦の「全米オープン」開幕前日にUSGA、R&A、PGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーが共同声明を発表。“ゴルフボール・ロールバック”、いわゆる「飛ばないボール」に関する規制について、実施時期を2030年に延期すると明らかにした。
2023年からUSGAとR&Aが進めてきた規制に向けた調査・研究では、当初、施行時期をプロおよびトップアマチュアは2028年、一般ゴルファーは2030年とする2段階での導入が想定されていた。今回の発表で両団体は、「用具メーカーやPGAツアー、DPワールドツアーと建設的な協議を重ねてきた結果、大多数が2段階(2028年と2030年)での段階的実施ではなく、単一の実施日(2030年)を支持していることが示された」と、方針変更の理由を説明した。また、3つの重要な要素として、 a. トップレベルでは飛距離が現在も伸び続けていること b. 現行のODS(オーバーディスタンス・スタンダード)検査手法では、望ましい結果が得られない可能性への懸念 c. ゴルフ市場への影響を最小限に抑えつつ、将来的な飛距離増加をより抑制できる代替案を再検討する必要性――が、挙げられた。これらを踏まえ、実施時期を2030年に統一することで、さらなる調査・検証の時間を確保。「各ツアーと連携し、飛距離に有意義な影響を与える選択肢を検討・試験・導入していく」とした。(文・武川玲子=米国在住)
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