<ヨネックスレディス 最終日◇7日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6483ヤード・パー72>プロ2年目の吉田鈴が、トータル8アンダーでフィニッシュし待望のツアー初優勝を挙げた。3打差の首位から出ると、そのまま逃げ切り。通算4勝の姉・優利に続く勝利で、ツアー史上4組目の姉妹優勝を成し遂げた。
最終日は、6番パー5でボギーが先に来る展開だった。それでもすぐさま7番でバウンスバック。さらに13番パー5でもバーディを奪った。終盤の17番では難しいアプローチを寄せきれず、2つ目のボギー。ここで4番からの4連続バーディで迫ってきたルーキーの倉林紅との差は1打まで縮まった。だが、最終18番は3打目を1メートルに寄せてバーディで締めくくった。ウイニングパットを決めた瞬間にこぼれてきたのは、涙ではなく笑顔。すぐに両手を挙げて新潟のファンの歓声に応えた。表彰式のスピーチでも、その表情は晴れやかだ。大会を主催するヨネックスをはじめ、コース、地元ギャラリーなどに感謝。日頃から声援を送ってくれるファンには、「優勝で恩返しできてすごくうれしい」と言葉を送った。最後は「まだまだ技術面でも足りないところばかりですが、もっともっと練習をして、女子ゴルフ界を盛り上げられる存在になれるように頑張ります」という誓いで締めた。2024年に4度目の挑戦でプロテストに合格。ルーキーイヤーだった昨年はメルセデス・ランキング51位に終わり、同50位までが得られるシード権をあと一歩のところで逃した。それでも前半戦出場権は確保。その資格で臨んだ今季は、4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で5位になり初のトップ5入りを果たした。さらに2週前の「ブリヂストンレディス」では、最後まで優勝争いを繰り広げ、自己最高位の2位に。初優勝の予感が漂うシーズンを過ごすなかでモノにしたチャンスだった。国内女子ツアーで過去に姉妹優勝を果たしたのは、福嶋晃子(24勝)&浩子(1勝)、堀奈津佳(2勝)&琴音(3勝)、岩井明愛(6勝)&千怜(8勝)の3組のみ。ここに吉田姉妹の名前を刻んだ。現在、米ツアーを主戦場にする姉のように、ここから2勝目、3勝目とさらなる勝利を手にしたい。
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