<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2日日◇5日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇予選=7431ヤード・パー70>国内下部ACNツアーで昨季年間王者に輝いた28歳・若原亮太が、4月「前澤杯」以来となる好位置で決勝ラウンドに進んだ。
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13位から出た2日目は午後スタート。朝から吹き続ける風に加え、夕方にかけて気温が低下し、コースの難度はさらに上がった。そのなかで4バーディ・3ボギーの「69」で回り、トータル3アンダー・5位タイへと順位を上げた。好スコアの要因は課題としていたパッティングの復調だった。5月「関西オープン」ではショットでチャンスを作りながらもパットが決まらず、ピンチも防げずに予選落ち。「勝負どころ」で決めきれない悔しさをにじませていた。そこで、昨年から指導を受けるパッティングコーチで大学の後輩でもある須藤大和氏とともに見直したのが、アドレスの重心位置。これまでかかと寄りだった重心をつま先寄りへと変更した。「後ろ体重だったので、出球が安定していなかった。ミスが一辺倒ではなくて、引っ掛けも、押し出しも出るので困っていた」。前体重にしたことで、「打ち出しのミスが減っている」と好感触。前戦も予選落ちに終わったが、手ごたえはあった。「どこかでハマってくれたらいいなと思ったら、今週かなって感じです」と成果につながり、安どの表情を浮かべた。予選通過は4試合ぶり。「ひさしぶりに予選を通れたのは大きい。いい位置にいるので頑張りたい」。前澤杯では3位で決勝ラウンドに進みながらも、「緊張して自滅した」と42位に終わった。「あまり考えずに、最終日も同じような位置でいけたらなと思っています」と、気負わず上位争いを楽しむ構えだ。2020年にプロ転向。21年はファイナルQTに進出し、22年は下部ツアーを主戦場に5度のトップ10入りで賞金ランク14位。23年はレギュラーツアー前半戦の出場権を得たが、予選落ちが続き後半戦には進めなかった。23、24年はサードQTどまり。再び下部ツアーを主戦場とした25年は、「結果が出なければ違う仕事も考えていた」と転職サイトを見るほど追い込まれていた中で年間2勝を挙げ、年間王者に輝いた。レギュラーツアーフル参戦にむけて、昨年末のJGTOアワードでは「まずは1勝を目指して頑張りたい」と話していたが、ここにきて心境にも変化がある。「最初は勝ちたいと思っていたけれど、まだトップ10にも入ったことがない。そこは浮かれずに、地に足つけて、まずはトップ10を目指していきたい」。自身の現在地を冷静に見つめながら、目標へ一歩ずつ歩みを進める。まずは今大会で、初めてのトップ10入りをつかみたい。(文・高木彩音)
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