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ツアープロから会社員に転身した兄の金言で復調 大嶋宝はボギーフリーのラウンドで決勝へ

<〜全英への道〜ミズノオープン 2日目◇29日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7480ヤード・パー72>大会2日目は、午後からやや風が強まり、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部の“本性”が垣間見えた。初日の平均ストロークが「70.106」だったのに対し、2日目は「71.735」。明らかにボギーを叩く選手が増えた中、ボギーフリーで4つスコアを伸ばして予選通過圏内に浮上したのが、今大会のホストプロの一人である大嶋宝だ。

【写真】兄弟の絆…練習場で熱心アドバイス

「きょうはティショットもアイアンも安定していたので楽にゴルフができました」と1日を振り返る。2日目に奪ったバーディは、「1番は1メートル、2番は2メートル、6番パー5は2オン2パット、15番パー5もグリーン周りから寄せワン」と、ショットの貢献度が高いものばかりだ。ショット好調の要因は、「水曜日に兄がくれたアドバイス」が大きい。その日の練習中、兄・炎(ほのお)さんから『もっと左に振り抜かないと』と助言をもらった。「昨年くらいからフェードにしたものの、最近は逆球が出るのが怖くて左に振れていなかった。そこを修正したらすごくいい感覚が戻ってきた」。この一言が会心のラウンドにつながる。兄は、昨年まで選手として活動していたものの「ケガもあって」今年の1月からミズノの社員に転身。主に男子ツアーに帯同し、「選手からの相談に乗ったり、クラブの要望を聞いてクラフトマンに伝えたり」と契約選手たちのサポートを行っている。「正直、兄と弟(港)と3人で(ツアーで)戦いたいと思っていたので寂しさもある。けど、僕のことをよく分かってくれているし、兄がこういった形で、近くでサポートしてくれるのは本当に心強い」。ラウンド後のレンジでは、兄弟で話しながら練習する姿も見られた。少し違う形になったが共に戦っている。ホストプロというだけでなく、地元は岡山県倉敷市とコースから1時間以内の距離。「あすからは、知り合いも来てくれると思う。もう少しパットが入ってくれたら……。ちょっと練習して明日からは入る姿を見せられるよう、頑張りたいです」。今大会の平均パットは「1.7857」で81位タイ。ショットがいいだけに、あとは決めきれるかが上位進出のカギとなりそうだ。ツアーから撤退した兄の思い、そして地元の声援を味方につけ、決勝ラウンドをスタートさせる。(文・杉本夏希)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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