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17番で痛恨ボギー「ミスはあの1回だけ」 吉田鈴は初V逃すも自己最高の2位

<ブリヂストンレディス 最終日◇24日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>プロ2年目の吉田鈴は、初優勝にあと一歩届かなかった。首位と3打差の4位から出て、優勝した入谷響に1打差まで迫った。「最後まで自分のプレーとコースに向き合えた結果なので仕方ない」。トータル8アンダーの2位に終わった一日を振り返る時も冷静だ。

【写真】フレッシュさ100% JK時代の吉田鈴

最終組の1組前から、同じ2024年のプロテストに合格した同期の背中を追い続けた。6番でダブルボギーを叩いた菅楓華や、アルバトロスを記録しながらも伸ばしあぐねた桑木志帆らを横目に、効果的にバーディを積み上げていく。リーダーボードも確認せず、「バックナインで伸ばせれば手の届く位置なんだろうなと思いながらプレーしていた」と集中。序盤からボギーを打たないゴルフを続けた。3つ伸ばして迎えた16番パー5では「フックにもスライスにも見えたライン。こういう時はしっかりまっすぐ打てば高い確率で入ってくれる」と、2メートルのバーディパットを真ん中から流し込んだ。だが、直後に待っていたのは“落とし穴”だった。17番パー3でティショットをグリーン手前に外すと、そこからのアプローチが大きくカップをオーバー。この日、唯一となるボギーを叩いてしまった。「簡単ではなかったですね。ピンに向かって途中から下っていたので距離感が難しい。ライ自体は悪条件ではなかったので、うまく打てれば1、2メートルに寄るアプローチだと思ったんですけど、球の勢いが出過ぎてしまった。こういうミスは、3日間通じてあの1回だけでした」この時点で首位とは3打差。結果論にはなってしまうが、入谷がこの17番でティショットを大きく右に曲げてダブルボギーを叩いていただけに、悔いの残るミスになってしまった。16番終了時点でリーダーボードを一度確認。その直後のプレーだっただけに「自分の位置を把握しながらのショット。次に(同じような場面が)来た時にはちゃんと打てるように練習したい」という思いを強くした。それでも「優勝争いのプレッシャーのなかでの経験は今後につながる」と前を向く。4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の5位を上回り、プロとしての自己最高位を記録。この日の2位でメルセデス・ランキング(MR)も11位まで上昇した。プロ1年目だった昨季は、MR51位に終わり、シード権が付与される50位以内をわずかの差で逃した。大きな成長を感じさせるシーズンを過ごしている。「いきなりポンと優勝する選手はあまりいない。2位とかを重ねながら勝つ選手も多い。そういう意味でも、優勝争いをする頻度が増えれば自ずと近づける。17番のアプローチとかも、ああいう状況で寄せられるようになると思う」今後、再びチャンスが訪れた時の糧になる敗戦でもあった。今大会では直近2年間のプロテスト合格者で未勝利の最上位選手に与えられる『ベストルーキー賞』を受賞。賞金100万円を獲得した。この賞は、13位だった「台湾ホンハイレディース」や11位だった「Vポイント×SMBCレディス」など、今年だけでも何度も手にしてきた。「普段と変わらない感じで、本当にいい状態でプレーできた。次来た時もこういう気持ちでいければ、ゴルフがすごく楽しくなると思う」。一日も早く“ベストルーキー・コレクター”からの卒業を目指す。(文・間宮輝憲)

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