<ブリヂストンレディス 初日◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>ここまで9試合に出場し、予選落ちが7度と苦しんできたプロ2年目の19歳・加藤麗奈が、クラブ契約を結ぶブリヂストンが主催する大会を、いい形で滑り出した。「ホステス大会なので頑張りたいという気持ちで来ました」。2アンダー・12位タイから、上位をうかがう。
これまで「苦手」だったという雨にも臆することはない。「グリーンも止まりやすくなってるから攻められると考えられるようになりました」。発想の転換が、狙い通りチャンスにつながっている。スタート直後の2番パー5では、1.5メートルをものにして流れを作った。すると4番で4メートル、7番では1メートルとショットがピンに絡む。後半は1つ落としたものの、「70」とスコアをまとめた。予選落ちが目立つとはいえ、“一打足らず”と惜しい試合が続いていた。「めっちゃへこみました」というのも当然。だが師匠の藤井かすみからのアドバイスで前を向くことができたという。「サロンパスカップも一打落ちだったんですけど、その後、『通過を目標にするのではなく、(会場に掲示される)リーダーボードに載ることを目指そう』と言われて前向きになれました」。中学時代にレッスン会に参加したことが縁になり指導を受けるようになった人物からの言葉はしみた。気持ちを切り替えるうえで、「最近ハマった」というロックバンド『ONE OK ROCK』の存在も大きい。友人に勧められて聴きはじめると、今では移動の車中やトレーニング中のBGMとして欠かせないものになっている。「特に趣味はないけど、曲を聴いて気分を上げています」。“ワンオク”の愛称で人気のバンドが2025年に開催したライブを映像化した映画にも足を運ぶなどして、モチベーションアップにつなげている。ルネサンス大阪高3年時に受けた2024年のプロテストで一発合格。昨年は主に下部のステップ・アップ・ツアーで戦い、7月の「ロイヤルメドウカップ」ではプロ初優勝も挙げた。今季をQTランキング7位で迎えるなど、今後のさらなる飛躍が期待されている。当面の目標は、5試合後に控えた第1回リランキングをクリアすること。そのためには現在55位につける暫定リランキングを、35位付近まで上げる必要がある。「今週は4日間大会なのでポイントをたくさん稼ぎたいです」。会場のどこに居ても目に飛び込んでくる『B』のロゴも気持ちを高めてくれるはず。コースの中では、自分がギャラリーを盛り上げる存在になる。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA Net>







