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ダボを打たない菅楓華 3パットを無くして大たたき撲滅「芯に当てる練習が大切です」【達人に聞く】

ゴルフの本格シーズンが到来! ベストスコア更新を狙う人に1打でもよくなるヒントを届けたい。2025年の国内女子ツアーのスタッツの各部門上位者に、ヒントを聞いた。達人ともいうべき女子プロから目からウロコのアドバイス。今回はダブルボギー率の少ない菅楓華が、ダボを打たないコツを教えてくれた。

【写真】菅楓華が実際にやっていた 爪楊枝を使った練習方法

ダブルボギー率とは、ホールごとでダブルボギーかそれより悪いスコアとする率。菅は2025年シーズン、2088ホール中ダブルボギー以上は12個で、ダブルボギー率0.5747%で全体の7位に入っている。ちなみに24年は1098ホールを消化して16個のダブルボギー以上をたたいて、ダブルボギー率は1.4572%で全体70位。1年でダボの数を大きく減らした。ルーキーシーズンの24年はメルセデス・ランキング(MR)63位でシード権は逃したが、25年は初優勝を遂げ、MR4位に躍進。大たたきのホールが減ったことも一因になっている。今季も0.6410%で7位につけている。ダブルボギーが減ったことについて菅は「ん〜、3パットしないことですかね」。ショットの精度やマネジメントではなく、グリーン上について触れた。ホールごとに3パットする確率、3パット率を見ると24年シーズンが3.2787(44位)に対し、25年は2.9215(23位)とたしかに減少している。「24年はパッティングがやばかったです。3パットが多くて…」。パーオンしていれば3パットしてもボギーで済むが、パーオンを逃したホールでも3パットをしていたことでダブルボギーが増えてしまったという。アマチュアにもよくある話だ。菅が3パットをしないために心がけているのは、「長い距離は入れることよりも、タッチを合わせることがポイントです」。どんな距離でも2パットで収められればダブルボギーは回避できる。ファーストパットを打つ時に菅が心がけていることは? 「私はもともとしっかり打つタイプです。強い人ってしっかり打つタイプの選手が多いので、それをマネしています。ファーストパットはカップをオーバーして、返しをしっかり入れるのが理想。ロングパットもオーバーしたほうが次に打つラインが見えるので、基本はオーバーさせるイメージを持っています」。タッチを合わせるといってもショートではなく、極力1メートル以内でオーバーさせるのが菅の理想だ。オーバーすれば返しのラインも分かるメリットもある。タッチを合わせるためにはスタート前も重要だ。「最初に長い距離を転がしてその日のグリーンの速さを感じます。長い距離でカップを見ながら打つと意外とタッチが合ってきます」とヒントを教えてくれた。そして、3パットしないためにもっとも大事だというのが「基礎です」。菅自身も基礎の強化を行ったが、「やっぱりフェースの芯でボールの芯をヒットしないと。芯に当たったり、当たらなかったりしていると同じ感覚で振っていても、距離感は変わってしまいます。一番大事なのは芯に当てることです」と話す。最近は練習の日課としてフェースの向きの確認やストロークの悪いクセが出ないか、狙ったところに打ち出せているかなどを確認しているという。以前は爪楊枝を2本使って簡単にできる芯に当てる練習もやっていた。フェースの芯を挟んでボールが当たる幅の間隔を開けて、縦に2本爪楊枝を貼る。そのままボールを打って芯でヒットできれば真っすぐ転がり、芯を外せばボールは爪楊枝に当たって右や左に転がってしまう。芯に当てる感覚を養うとともに、自分のクセも分かる。芯でヒットできるようになり、「1メートルの距離は自信がつきました」と笑顔で話す。まずは毎回、フェースの芯でボールの芯をヒットして、スタート前にタッチを合わせることができれば3パットの数も減り、ダブルボギーの数も減らせるというわけだ。

<ゴルフ情報ALBA Net>

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