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「練習した記憶がほぼない」 新選手会長・阿久津未来也は多忙なオフにもめげず4差8位で会長Vへ意欲

<中日クラウンズ 3日目◇2日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>新選手会長の阿久津未来也は第3ラウンドで「65」とスコアを伸ばし、首位と4打差のトータル8アンダー・7位タイと好位置につけた。かつて選手会長は優勝できないというジンクスもあったが、2017年に宮里優作が現役会長として初の賞金王に輝くなど、その流れは一気に逆転。23年に2勝を挙げた前任の谷原秀人に続く会長Vへ、最終日もビッグスコアを狙う。

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「覚悟してお引き受けしたわけだし、言い訳になるのであまり言いたくないんですけど…」としながらも、オフシーズンは選手会長の多忙さに驚いた。国内開幕直前の3月はスポンサーへの挨拶回りやミーティングなど、スーツで過ごす時間が多く「練習した記憶がほぼないですね」。スイングが固まらないままのシーズンインだった。それでも、国内初戦の「東建ホームメイトカップ」が16位、続く「前澤杯」が5位と上位でプレー。「コースが難しいとか、やさしいとかは関係なく、バーディがたくさん取れると自信になりますね」。ジワジワと調子を上げて臨んだのが今大会だった。まだ、自信が持てない1Wは極力使わない作戦。「今年はグリーンが硬くなっていないので、それなりのところにあれば、アイアンでつけられる。今日はそれが上手くいきました」。スコアを崩していた第2ラウンドの残り6ホールで1つ取り戻すと、第3ラウンドは3連続バーディのロケットスタート。1番3m、2番50センチ、3番2メートルと言葉通りにアイアンショットが冴え渡った。「1、2番のどちらかは取りたいと思っていたら、両方取れました。以前にも和合で連続バーディスタートしたことがあるんですけど、3番をボギーにしてしまったので、気を付けようと思っていました」。アウトのキーポイントに挙げる3番のバーディで大きく弾みがついた。4打差を追い掛ける立場で迎える最終日も、この出だしがカギを握る。選手会長としての忙しい日々も「なかなかできない経験をさせていただいている」と前向きにとらえる。「会長になったからガクンと成績が落ちたというのは恥ずかしい。本業で頑張りたいと思っているので、早い時期に(通算)2勝目を挙げるのが今季の目標です」。その2勝目はツアーで最も歴史のあるトーナメントのひとつ、クラウンズでつかみ取る。(文・田中宏治)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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