<KKT杯バンテリンレディス 初日◇17日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6596ヤード・パー72>“よ〜い、ドン”で飛び出した菅楓華が首位スタートを決めた。1番パー4で残り122ヤードをピン奥2メートルにつけてバーディ発進。2番パー4は6メートルをきれいに流し込んだ。
7バーディ・1ボギーの「66」。初日としては、2024年「住友生命vitalityレディス」の「64」に次ぐ好スコアで、その試合と昨年の「ダイキンオーキッドレディス」に続いて、自身3度目の初日トップで快調に滑り出した。「最初からバーディで、大事だと思っていた2番でもバーディが取れた。流れはすごく良かったかなと思います」朝のひらめきがバーディラッシュを演出した。動画を撮ってスイングをチェック。「ちょっとしたことです。自分では気づいていなかったけど、体重が後ろに乗っているなぁと思ったんです。調子が悪かったので、頭もどんどん下がっている。姿勢を良くして、つま先体重にしたら良くなった。それだけです」。ちょっとしたことで精度は格段に上がり、「きのうのプロアマ大会が終わってからは、大丈夫かなと思うくらい悪かった」と不安いっぱいだった生命線のショットに、 いつもの切れ味が戻ってきた。前半だけで5つスコアを伸ばし、後半は11番パー5で唯一のボギーを打ったが、15番パー4で2打目をピン左1メートルに乗せてバーディ。最終18番パー5も残り99ヤードの3打目をピン右1メートルにピタリとつけて、バーディで締めた。「きょうはずっとピンを刺すショットが打てた。このコースはショットを曲げるとボギーが続いてしまう。ヤマハの16番のこともあるので、最後まで気を抜かないようにと思った。集中できました」。2週前の「ヤマハレディース」では、2位に2打差をつけて迎えた最終日の16番パー4で痛恨のトリプルボギーを叩き、4位に終わった。今季2勝目を目前にしながら自滅。「あのときの経験を生かせたと思います」。高い授業料も無駄ではなかった。前週はV逸のショックを引きずるように今季初の予選落ちを喫したが、この日で“ヤマハの悪夢”は払しょくした。1年1カ月ぶりの首位発進。「久しぶりなので気を抜かないように、あすからもしっかり伸ばしていきたい」。ショットが復調した相乗効果でグリーン上のパフォーマンスもアップし、この日のパット数は1位の24パット。V字回復から見据えるのは、持ち越しになった今季2勝目しかない。少し気は早いが優勝賞金1800万円を手にすれば、今季獲得賞金は約9924万円となり、史上最速の年間1億円突破に王手をかける。前週の予選落ちで陥落したメルセデス・ランキング1位の座にも返り咲く。小休止は1週間でおしまいだ。(文・臼杵孝志)
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