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今年もマスターズで“やる気スイッチ”オン 佐久間朱莉が連覇へ「マキロイが勝ったから私も!」

<KKT杯バンテリンレディス 事前情報◇16日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6596ヤード・パー72>思い出の地に帰って来た。グッドルーザーを返上し、2021年のプロデビューから123試合目で手にしたツアー初優勝。佐久間朱莉が初めてディフェンディングチャンピオンとして臨む。

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「初優勝したところに戻ってこられてうれしい。1年が早かったですね。気持ち的には意外と変わらず、連覇のことは意識せずに一つの試合だと思っています。でも、コースを回っていると、いろいろ思い出した。去年はなんであんなにパットが入ったんだろう、と言いながら回っていました」昨年は首位と1打差の2位から出た最終日に5バーディ・ボギーなしの「67」と伸ばし、最後は2打差をつけて歓喜の涙を流した。ピンチもことごとく克服。「別に死ぬわけじゃない」と開き直って、神がかり的なパッティングの連発でパーをセーブした。初Vから4試合後の「ブリヂストンレディス」で2勝目を挙げ、メルセデス・ランキング(MR)は1位に立ち、そこから一度もトップの座を譲ることなく年間女王の座に就いた。今年も当然、優勝を狙っていく。前週は「調子が今ひとつだった」と言いながらも、2日目、最終日と2ラウンド連続で「68」と伸ばし、初日の49位から追い上げて2位に入った。「調子がよくないなかで優勝争いができたのは良かった。最後まであきらめず最終日の17、18番でバーディを取れたのは大きかったと思います」。MR1位の座も1週で奪還。自信を持って連覇に挑む女王にとって、大きな力となるのが前週の男子メジャー「マスターズ」で大会史上4人目の連覇を達成したローリー・マキロイ(北アイルランド)だ。「マキロイが勝ったから、私も勝ちたい」昨年の大会前はマスターズをテレビ観戦し、史上6人目のキャリアグランドスラムを達成して男泣きしたマキロイの姿にもらい泣きした。マキロイが口にしていた「夢はかなう」を胸に刻んで戦った3日間。「夢はかなうことをマキロイが見せてくれた」と感謝し、今年もテレビ観戦で連覇を見届けた23歳は“やる気スイッチ”を激しく押してもらった。ゴルフ人生のターニングポイントとなった熊本大会。英気は昨年に続いて熊本名物の馬刺しで養う。普段の大会は体調管理に気を使い、生ものは厳禁にしているが、「すごくおいしかったから」と今週の勝負メシに選んだ。開幕戦に続く今季2勝目を連覇で飾れば、生涯獲得賞金は5億円を突破。23歳129日は山下美夢有の22歳81日に次ぐ、年少2番目のスピード達成となる。来週は海外メジャー今季初戦「シェブロン選手権」(23〜26日/メモリアル・パークGC)に初出場する。「来週に向けて、いい感じで行けたらいいなぁ」。馬刺しを食して“馬力”をアップすれば、連覇もおのずと近づいてくる。(文・臼杵孝志)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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