このエントリーをはてなブックマークに追加

3年前は“史上最大の下克上”「あのときは運だった」 山内日菜子はツアー初の推薦2勝へ

<アクサレディス宮崎 初日◇27日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6539ヤード・パー72>出だしの1番パー5。80ヤードから58度ウェッジで奥3メートルにつけた山内日菜子は、これを沈めてバーディ発進を決めた。「朝からバーディを獲れたのは声援のおかげです」。地元ファンの歓声と拍手を全身に受け、6バーディ・1ボギーの「67」をマーク。首位と2打差の3位につけた。

【写真】まさかの大胆イメチェン 山内日菜子の新ヘア

3年前の記憶が鮮明に思い出される。2023年大会、当時QTランク181位だった山内が優勝を遂げた。“史上最大の下克上”と呼ばれ、初優勝、主催者推薦V、地元Vと三拍子がそろった快挙。このUMKカントリークラブはジュニア時代から慣れ親しみ、オフには週イチペースで回っているコース。「だから新鮮さはないけれど、ギャラリーが入ると思い出します」と笑う。その後、24年「伊藤園レディス」での2勝目を挙げたが、昨年はシードを喪失した。ファイナルQTは下から4番目の101位に終わった。産休制度を適用した復帰選手を含めるとQTランキングは103位。今季は下部ステップ・アップ・ツアーを主戦場にせざるを得ない順位だった。それでも「直前になって」出場が決まった「台湾ホンハイレディース」を含めて今季はすでに3試合目。すべて推薦をもらってのエントリー。「自力で出られない悔しさはある。少ないチャンスをいただけているので頑張りたい」と気は引き締まる。オフには下半身と体幹強化をメーンに、「体力不足」の克服に取り組んだ。「自分では気づかなかったけれどトレーナーさんが“ひとつレベルを上げたメニューをやれているよ”と言ってくれている。体力はいくらつけもいいもの」。昨年は12回の予選落ちを喫したが、今季は31位、52位とまずは完走。最低限の目標はクリアできている。「あの時(3年前)は運だった。運と宮崎パワー。いまは2勝していて、勝ち方を知っての3勝目も難しいと聞いている。そこを勝ち切れたらもっと強い選手になれる」。2度目の主催者推薦Vとなればツアー史上初。そんな快挙を、再び地元・宮崎で実現させたい。(文・笠井あかり)

<ゴルフ情報ALBA Net>

【関連記事】