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コースレコード直後に大胆チェンジ 佐久間朱莉のウェッジ哲学

<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇8日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>2日目に「62」をマークして首位に浮上。そのまま後続に影も踏ませなかった昨季女王の佐久間朱莉。実は大会中に大胆なセッティング変更を行っていた。

【写真】無茶苦茶スピンが入りそう これが女王が選んだ“新ウェッジ”

昨年からウッド類は前モデルの『G430』を継続使用するなど、大きな変更はない。ただしウェッジには、最新モデルとなる『s259』を投入している。2日目にはトーナメントコースレコードに並ぶ「62」をマーク。2003年大会2日目の具玉姫(ク・オッキ、韓国)以来となるビッグスコアだった。爆発的なスコアで首位に躍り出た直後、実はウェッジを交換していた。50度のウェッジでシャフト違いのものに入れ替え、3日目以降を戦った。もともとはアイアンシャフトの流れに合わせていた50度だが、担当者によると「およそ5グラム重い」シャフトに変更したという。実戦を重ねるなかで、「重さがあった方がよかったというショットがいくつかあった」というフィードバックを受け、あらかじめ用意していたウェッジを手渡した。シャフトはいずれも日本シャフト製のプロトタイプ。プロトタイプからプロトタイプへの変更のため分かりづらいが、50度をよりウェッジらしいフィーリングに近づける狙いがあった。なお、今年から54度と58度のシャフトは日本シャフトの『MODUS 105wedge』に変更している。これも担当者によれば「ウェッジなりのしなり方で、バンスが効いて、フェースに乗るようなシャフト」にしているという。その効果もあってか、3日目に開幕からの連続ボギーなし記録更新がかかった8番パー3では、ふわりと上げたボールをピンそば1.5メートルにつけ、見事なパーセーブ。思わずサムアップが飛び出し、44ホール連続ノーボギーの記録更新を果たした。さらにウェッジについて聞くと、ロフトピッチも実に興味深い。表記は50、54、58度だが、実際には48、52、57度とロフトを立てて使用している。それなら最初からそのロフト帯のウェッジを入れればいいのでは?そう考えてしまうが、そこには女王ならではのフィーリングが隠されている。ロフトを立てるとグース度合(オフセット)が大きくなり、バンスは減る。もともとウェッジを立てて使っており、新ウェッジになってからも「オフセットがあるとつかまりがよく右のミスがあまりない」(担当者)という理由から、この仕様を継続している。続けて担当者も「球を見る限り、オフセットがあった方がよさそう」と分析。そのため既存のロフト帯のウェッジではなく、ロフトを2度立てたフェースアングルが好みなのかもしれない。なお、ロフトを2度立てる前提でバウンス角を多めに設定しているのもポイントだ。あまりセッティングを大きく変えるタイプではないが、この14本には昨季女王のこだわりが随所に散りばめられている。(文・齊藤啓介)【佐久間朱莉の優勝ギア】1W:ピン G430 MAX 10K(9° レジオフォーミュラMB+S55 45?)3W:ピン G430 MAX(15° レジオフォーミュラMB+ S55)7W:ピン G430 MAX(21° レジオフォーミュラMB+ S65)5U:ピン G430(26° N.S.PROプロトタイプ)5I:ピンi240(N.S.PRO MODUS3 HYBRID G.O.S.T)6〜7I:ピン BLUEPRINT S(N.S.PRO プロトタイプ)8〜W:ピン BLUEPRINT T(N.S.PRO プロトタイプ)50(48),54(52),58(57):ピン S259(N.S.PRO プロトタイプ)PT: ピン SCOTTSDALE DS72BALL:タイトリスト Pro V1x

<ゴルフ情報ALBA Net>

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