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2年連続“女王”狙う佐久間朱莉は米ツアー挑戦に現状は興味なし 国内メジャー制覇を目標に開幕「今年もジャンボさんは絶対に見てくれている」

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇4日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>昨季、自身初の年間女王となった佐久間朱莉の新たな1年が始まる。最終調整となったプロアマ大会後に行われた開幕前日の会見。新女王は2年連続の戴冠を目指す今季のターゲットに、国内メジャー制覇を掲げた。

【写真】昨季女王・佐久間朱莉の豪華ドレス姿

4月に初優勝した昨季もメルセデス・ランキング(MR)1位と並んでターゲットに定めていたが、最高は10月の「日本女子オープン」の2位で、持ち越しとなった宿題。「そこに向けて頑張りたいし、毎年勝てるプレーヤーになりたい。まずは1勝を目指します」と意欲を示した。昨年12月23日に中学3年から師事する尾崎将司さんが亡くなった。突然の別れだったが、体調が悪いことは知っていた。「去年はジャンボさんの状態を知っていたうえでの開幕だったので、ジャンボさんのためにプレーしました。今年も絶対に見ていてくれていると思うので、優勝報告に行きたいと思っている。感謝の気持ちを忘れずに、『今年もまた年間女王が取れました』なんて報告できたら、多分お褒めの言葉をいただけると思うので、それに向けて頑張りたいです」。人生を大きく変えてくれた恩人を失った悲しみは今も癒えない。だが、前を向いて進んでいく。1月26日から2月18日まで用具契約を結ぶピンの本社がある米アリゾナ州で恒例の合宿を実施。コントロールショットの技術を徹底的に高め、特に100ヤード以内のショットの精度を磨いてきた。「例えば70ヤードを58度、54度、50度と3本のウェッジを(弾道計測器の)トラックマンを使いながら打っていました。トレーニングも土台づくりから基礎に戻ってやってきた。すごく充実したオフが過ごせた。調子は悪くないと思っています」昨季のパーオン率は13位の72.43%で、パーセーブ率は2位の89.07%、平均バーディー数は1位の3.89を誇るショットメーカーはさらにバージョンアップしてプロ6年目のシーズンに臨む。昨季は封印していた米ツアー挑戦については「今のところQシリーズは受けるつもりはありません」と今年も継続。ただ、昨季MR1位で既に出場資格を持つ4月の「シェブロン選手権」など海外メジャーには積極的に挑戦する意向。世界ランキング42位の23歳は「去年は日本で頑張れたし、海外メジャーの経験が今年は増えるので、そこ次第では(米ツアー挑戦も)なくはないかなと思う」と含みを持たせた。尾崎将司さんがいないシーズン。「心にぽっかりあいた穴は今でもあいてます。これから先も、その穴が埋まるとは思わない。でも、今まで約9年間お世話になって、いただいた言葉がたくさんあるので、その言葉を思い出しながらプレーしていこうと思っています」。師匠が天国から見守るなか、予選ラウンドはジュニア時代から同い年のライバルで、米ツアーからスポット参戦して大会3連覇を狙う岩井千怜と同組。相手に不足なし。さらなる進化に向けて、女王が2026年のスタートを切る。(文・臼杵孝志)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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