プロテストに合格した選手が合格年度No.1の座をかけて争った「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で、これからプロ生活が始まる98期生の選手たちに“今年の漢字”を書いてもらった。今回は倉林紅(くらばやし・こう)をご紹介!
【連続写真】グリップは短く持つ派!倉林紅のドライバーショット
宮城県出身で、名門・東北高の卒業生。2005年6月29日生まれの20歳だ。3度目の挑戦だったプロテストは4位で合格し、来季の出場権をかけて争うQT(予選会)では、1位で通過を果たした。2002年から始まるQT。プロテスト合格年にトップ通過するのは、13年の藤田光里以来、史上2人目の快挙となった。そんな倉林が書いた漢字は『幸』。「辛い時期もたくさんありましたし、自分自身と葛藤することもあった。それを乗りこえて、幸せで、“頑張ってよかったな”って思える時間を迎えられた」と話す。この合格は、一番近くで見守ってくれていた家族の存在が大きい。「家族みんなでお祝いして、自分だけではなくて、みんなが幸せ溢れる一年にできました」と笑顔を見せた。人生をかけて挑むプロテスト合格までの道のりは長かった。「(合格して)一番は、ホッとしています。本当に乗り越えてきてよかった…。その気持ちが一番大きいです」と安どの表情を浮かべる。これまで、レギュラーツアーには何度か出場経験があり、間近でプロの姿を見てきた。そのなかで倉林が尊敬するのは、2023年シーズンを最後に国内ツアーから引退した、ツアー通算21勝を誇るイ・ボミ(韓国)だ。「ずっとボミさんが大好きです。ゴルフファンからだけではなく、選手からも愛されている。ゴルフだけではなく、いろんな場面で活躍されているところも実際に見ているので、私もそうなれたらいいなと思って、大好きで憧れています」。ボミのように、だれからでも愛される一流プレーヤーを目標に、新たな挑戦がここから始まる。(文・高木彩音)
▼田村萌来美(神奈川県出身・2007年10月25日、18歳)―今年を表す漢字は『嬉』「一発合格ができて、うれしいです。結果が出なかったとき、プロテスト前の試合でスコアを打ってしまったり、焦りがありました。なにもかも上手くいかなかったこともあったし、練習をしていても、全然いいショットが打てなくて、練習ラウンドも変な球がでたり、苦しいゴルフだった。自分がやってきた練習が結果に表れたこと、家族も喜んでくれた姿がとてもうれしいです」
▼ジ・ユアイ(中国・2004年12月7日、21歳)―今年を表す漢字は『愛』「今年はいろいろな人と出会って、たくさんの愛を感じることができました。(来年は)もう少し頑張りたい気持ちがあります。もっといい結果を出したいので、来年も頑張ります」
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