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プロアマ競技の欠場・棄権規定を改正 産休・育休制度は“プライバシー重視”へ

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は15日、2026年度の日程ならびにトーナメント規約・規定集の改正項目について発表した。

【写真】プロアマの棄権者&欠場者を伝える会場のボード…まさに“異常事態”

トーナメント規約については、大きな変更はないものの、いくつかの改正が行われた。その一つがプロアマ競技に関するものだ。改正理由として、10月に行われた「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」の事例が挙げられる。同大会のプロアマでは、出場予定だったプロ6人が欠場し、さらに2人が途中棄権する事態が発生した。プロアマでは、プロが欠場する場合に備えて通常4人の待機選手を確保している。しかし今回は、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の想定を超えて欠場者、棄権者が相次ぎ、代替選手の手配など現場は混乱を来した。こうした事態を踏まえ、「前年度にプロアマ競技を欠場または棄権をしていた大会で、当該年度にプロアマ競技を欠場または棄権した場合、本戦に出場不可とする」と改正された。つまり、同一大会のプロアマ競技を2年連続で欠場または棄権した場合、本戦に出場できなくなるということだ。プロアマ欠場の理由が病気やケガの場合でも、本戦の出場は認められない。※海外ツアーの旅程等、やむを得ない事情であるとトーナメント事業部が認証した場合は除く。欠員および交代要請に備え、プロアマの待機人数は9名とし、待機時間については3部制(1部6人、2部2人、3部1人)を導入する。さらに、プロアマ出場選手が欠場または棄権した場合、報酬は交代した待機選手に全額が支払われる。また、トーナメント特別保証制度および産休・育休制度についても改正があり、「プライバシー保護などの観点から、本人が公表を希望する場合を除き、産休期間中の選手については公表しないことを明文化する」とした。

<ゴルフ情報ALBA Net>

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