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松山英樹V大会が開催危機!? 「ザ・セントリー」中止で宙に浮く出場権問題

来季のPGAツアー開幕戦「ザ・セントリー」の開催コースはいまだ発表されていない。開幕まで約2カ月と迫るなか、大会そのものが中止となる可能性が高まっている。

≪写真≫松山英樹の開幕戦Vに貢献した“新ブラックパター”の正体は?

同大会は例年、ハワイ州マウイ島のカパルア・リゾート内「ザ・プランテーションコース」で開催。今年の開幕戦では、松山英樹がツアー記録となるトータル35アンダーでセンセーショナルな勝利を挙げた。しかし、同コースの水供給システムに深刻な問題が発生し、9月2日付で閉鎖。これを受けてPGAツアーは開幕戦の代替コースを模索している。西海岸やフロリダ州のコースが候補に挙がったが、現時点でも新会場は発表されていない。「ザ・セントリー」は賞金総額2000万ドル(約30億円)を誇る“シグネチャーイベント”の一つ。2025年フェデックスカップのポイントランキング上位50人に加え、2025年シーズンのツアー勝者が集まる大会でもある。2025年の優勝者のうち、スティーブン・フィスク、ウィリアム・モウ、ジョー・ハイスミス、カール・ビリプス(いずれも米国)らがポイントランク50位から漏れた。仮に開幕戦が中止となれば、これらの選手の扱いが新たな課題となる。米メディアの報道によれば、次戦のシグネチャーイベント「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」への出場権を付与する案や、選手自身に他のシグネチャー大会への出場選択権を与える案が検討されているという。もしザ・セントリーが中止なら、第2戦「ソニー・オープン・イン・ハワイ」が2026年シーズンの開幕戦に繰り上がる見通し。開幕日は1月15日となり、米メディアによると、米メディアによると1969年以降で最も遅いシーズンスタートとなる。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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