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22歳・佐藤心結が今年の米ツアー挑戦を明言「最高峰の舞台で戦いたい」 15日からの2次予選会出場へ

<日本女子オープン 2日目◇3日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>日本ツアー通算1勝の22歳・佐藤心結が来季の米国女子ツアー出場権をかけ、今月15日(水)からフロリダ州ベニスで行われる2次予選会に出場することを明言した。

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「69」と3つ伸ばした第2ラウンド後、米予選会の話について聞くと、はっきりとした口調で「受けます」と決意を表明した。すでにエントリーも完了しており、「LPGAツアー(米女子ツアー)は最高峰で、自分も出場して、この舞台で戦いたいという気持ちがありました」。夢の実現に向けて、行動する時がやってきた。その決断に迷いはなかった。すでに今季開幕前から「来年はLPGAツアーを主戦場にしたいと思っていた」ことも明かす。そのために、最終予選会から出場できる10月7日時点の世界ランク75位以内に入ることを目指してきたが、現在は同163位。そこで、8月25日時点の同400位以内に与えられる2次からの挑戦権を行使した。この2次予選で上位に入れば、12月4〜8日の5日間の日程で開催される最終予選会(アラバマ州モービル)に出場することが可能となる。もともと海外志向は強かったが、その気持ちに拍車をかけたのが2023年に予選会を通過し初出場した「全米女子オープン」だった。「初めて海外の試合に出て、『ここで戦いたい』と強く思うようになりました」。さらに、今年2月に出た「ホンダLPGAタイランド」で、その想いを再確認。一気に米国行きへ、アクセルを踏み込んだ。来週は、前年覇者として「スタンレーレディスホンダ」(10日開幕/東名CC)に出場。大会最終日となる12日(日)夜に渡米し、予選会に備える。「ワクワクしています」というのが今の気持ち。「チャレンジャーとして行くので、“絶対に通らないと”みたいな気負いはない。もちろん出場するからには、通過して最終予選会を迎えたい。それが今のモチベーションにもなっています」。こう言って、目を輝かせた。今週は首位と5打差のトータル6アンダー・12位タイで決勝ラウンドに進出。「もう少し納得いくショットが打てるように調整が必要。あしたからも60台を積み重ねたい」。“日本一”の称号を手土産に、米国へ渡るチャンスも十分に残っている。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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