<ゴルフ5レディス 最終日◇7日◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6505ヤード・パー72>荒木優奈の初優勝を支えた14本はピン、ヨネックス、ブリヂストン、オデッセイと複数メーカーにまたがる通り、クラブ契約はフリー。そして、ウッドやアイアンなどは、「自分でやるとめちゃくちゃなのでお父さんにみてもらっています」と、父に微細な鉛調整を任せている。
【写真】“打痕”や“微細な鉛”もよく見える 荒木優奈のクラブを詳細チェック!
セット構成の狙いについて、「1Wは飛んで曲がらないもの。FWはその流れにして球が揃っているもの。アイアンは球が上がってちゃんと止まって、気持ちよく振ったときに(嫌いな)左のミスが出ないように」と説明。武器は精度の高いショットだが、大会前に使い慣れた“鉛アリ”アイアンに戻したことで、調子が上向いたという。「替えたといっても同じモデル(EZONE CB511)の新しいアイアンを先週まで使っていました。今週使ったのは以前から使っているもので、(バックフェースに)鉛を貼って重量を調整しています。新しいものは“鉛ナシ”で同じ重量にしてもらったものです」。同一モデルでも、父の鉛調整が入ったものは、振りやすさが一味違うようだ。また、1Wシャフトについても言及。フジクラの最新シャフト『スピーダーNXゴールド』を挿している。6月にスイッチしたが、ピンの最新モデル『G440 LST』との組み合わせも好調な様子。「安定しているし、しっかり飛距離も出る。前使っていたシャフトよりも飛んで曲がらなかったので替えました」。フジクラのツアー担当者もこう補足する。「荒木プロは、供給開始のサントリーレディスの週から『NXゴールド』を使用してくれています。それ以前は『VENTUS BLACK』でしたが、『少しハード』ということで様々なシャフトをテストしました。『NXゴールド』は前より『少し間ができてラクに振れる』点を気に入って使用してくれています」(同社・飯村俊哉氏)今週から変更したパターも奏功。先週、オデッセイのパッティングコーチの勧めで、重いグリーン対策として重心が後ろのモデルに替えた。その一方、ウェッジは中高生の頃から愛用するブリヂストン製で不変。替えのきかないクラブとなっている。なお、パターは今季24戦のうちオデッセイが12勝目(岩井千怜、吉田優利、穴井詩、安田祐香、神谷そら、稲垣那奈子、内田ことこ、小祝さくら、渡邉彩香、河本結、柏原明日架、荒木優奈)。ピン8勝(佐久間朱莉3勝、工藤遥加、菅沼菜々、高野愛姫、櫻井心那、鈴木愛)で、テーラーメイド2勝(高橋彩華、入谷響)、スコッティ・キャメロン2勝(申ジエ、永峰咲希)となる。ゴルフボールはタイトリストが10勝(佐久間3勝、工藤、穴井、ジエ、稲垣、高野、高橋、鈴木)で、スリクソンが7勝(岩井、安田、菅沼、入谷、内田、小祝、櫻井)。キャロウェイ3勝(神谷、河本、柏原)、ブリヂストン3勝(吉田、渡邉、荒木)で、テーラーメイド1勝(永峰)となる。【荒木優奈の優勝セッティング】1W:ピン G440 LST(9°スピーダーNXゴールド50S)3,5W:ピン G440 MAX(15,19°スピーダーNXバイオレット60S)4,5U:ピン G440(23,26°テンセイプロ1K HY80S)5I〜PW:ヨネックス EZONE CB511(レクシスカイザi HP9S)52°:ブリヂストン BRM2(N.S.PRO 1150GHツアーS)58°:ブリヂストン バイティングスピン( 〃 )PT:オデッセイ Ai-ONEトライビーム2-BALLBALL:ブリヂストン TOUR B X
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