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11試合ぶり予選通過でルーキー青木香奈子が“安堵の涙” 「失うものはないので思いっきり」

<ニトリレディス 2日目◇29日◇北海道カントリークラブ 大沼コース(北海道)◇6955ヤード・パー73>ルーキーの青木香奈子が、ツアー史上最長距離のセッティングの中でプロ転向後初となるボギーフリーラウンド。さらに4バーディを奪い、今季初の60台となる「69」をマークした。トータル5アンダー・7位タイに浮上し、5月の「パナソニックオープンレディース」以来、実に11試合ぶりの予選通過を果たした。

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46位からスタートしたこの日は、午前から雨が降り、午後組の青木はスタート時点ですでに小雨の中。さらに前半を1アンダーで折り返すと、後半に入ったころにはその雨も強まった。「予報より降っていて、カッパも持っていなくて傘だけでした」と半袖のまま18ホールをプレー。そんな厳しい状況の中、11番で4メートル、12番で2メートルのパットを沈めて連続バーディを奪った。最終18番パー5は日没間近の薄暗い状況。ただ、そこでも155ヤードの3打目を7番アイアンで3メートルにつけると、上りのスライスラインを沈めてバーディ締めとした。復調のカギはショット。先週の「CAT Ladies」で予選落ちを喫した後、同大会でキャディを務めた串田雅実氏と2時間ほど練習を重ねたという。「(串田さんが)勇気づけてくださって。ずっと成績が出ていなかったんですけど、『悪いことはしていないよ』って言ってくださって、そこがすごい助かりました。予選は落ちたけど、それでも一緒に練習に付き合ってくださって…」。ここでは課題だった100ヤード以内のショットに時間を割いた。そして北海道で「先週の練習が効いたと思います」と結果に結びついた。予選通過から遠ざかり、悩む時間も続いていた。「ずっと応援してくれる人や、キャディさんが自分では分からない部分を分析してくれて、『ここがこうかな』とカバーしてくれた。だから今週も挑めたと思います」。支えてくれる人々の存在は大きい。ホールを消化するたびに、予選通過への緊張感も高まっていた。「後半に入るぐらいからめっちゃ意識しちゃったんですけど、難しい11番でバーディを取れたことがすごく良いはずみになった。12番もバーディを取って良い流れで来ていたので、“自信を持って”というか、『きょうは行くぞ』って感じで…」。ラウンド後には安堵の涙を流すシーンも。最後まで前向きに戦い抜いた成果をかみしめた。首位と3打差で迎える3日目は、好調なショットを武器に上位争いを目指す。「もう失うものはないので、思いっきり楽しくプレーしたい。最終組で回れるように」。最後は持ち前の“弾ける笑顔”を見せ、その場を後にした。(文・高木彩音)

<ゴルフ情報ALBA Net>

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