このエントリーをはてなブックマークに追加

今季初V目指す米澤蓮が連日ボギーなし3位浮上 休みの1カ月に岩手県で行った”暑さ対策”が奏功

<リシャール・ミル チャリティトーナメント 2日目◇1日◇能登カントリークラブ(石川県)◇7142ヤード・パー72>昨季2勝を挙げた26歳の米澤蓮は首位と3打差の10位タイから出たこの日、1イーグル・6バーディ・ボギーなしの「64」で回り、首位と1打差のトータル14アンダー・3位に浮上。今季初優勝に向けて週末を迎える。

【写真】石川遼が木の下からショットでナイスパーセーブ!

開幕戦の「東建ホームメイトカップ」で2位に入ったのを皮切りに、今季8試合に出場して6度のトップ10入りと好調を続ける。「今年はずっと(ゴルフの調子が)いいですし、今週休み明けでしたけど、しっかり調整してきました。ボギーもなく回れているので、今年心掛けていることができているのかなと思います」と2日間続けてボギーなしのラウンドに納得する。連日灼熱の日本列島だが、石川県ももれなく暑い。大会の公式発表では2日間とも32度前後の気温だが、ゴルフ場内は確実にそれ以上の暑さを感じる。1カ月ぶりのツアー再開となったが、暑さにバテる選手も少なくない。米澤は1カ月の休みの間は地区オープンなど試合には出ずに、地元岩手県で過ごし、ほぼ毎日練習とともに暑さ対策をしてきたという。東北の岩手県といえども「暑いですよ。今年は特に暑さを感じます」と例外ではない。米澤の暑さ対策は「ほぼ毎日ゴルフ場に行っていた」ことだ。「練習場でバンバン打つという感じではなくて、午前中にちょっと練習して、午後からハーフ、行ければ18ホール回っていました。コースでしっかり長時間芝の上にいることを心掛けていました。芝の上は発表の気温より5度ぐらい高いといわれています。休みの間に暑さに慣らしてきました」暑さで集中力を欠くこともあるが、米澤は集中力を切らさずにボギーなしでスコアを伸ばしている。「集中力は持続できています。暑さもそうですけど、スコアがよければ集中力は保てます。ボギーを打たずに、いいスコアを出すことも大事ですね」。暑さ対策で集中力を持続し、好スコアをマークすることで、より、集中力を発揮するいい流れで2日間を戦えた。今季初優勝、通算3勝目を目指す週末。「ここまではいいプレーができています。焦らず、チャンスを待ってそれをモノにできればいいなと思っています。ゲームに自信もありますし、焦りもなく、あす、あさってとプレー出来ればいいかなと思います」。今季の予選ラウンドの平均スコアは67.625で1位だが、第3ラウンドは70.286の55位タイ。最終日は68.333で5 位と、“鬼門”の3日目さえ乗り切れば3勝目もグッと近づく。(文・小高拓)

<ゴルフ情報ALBA Net>

【関連記事】