<全英オープン 最終日◇20日◇ロイヤル・ポートラッシュGC(北アイルランド)◇ 7381ヤード・パー71>2019年の「マスターズ」以来の約6年ぶりにメジャーで4日間を戦い抜いた金谷拓実。最終日は、3バーディ・2ボギーの「70」で回り、トータル2アンダー・40位タイで終えた。
今大会を通じて確かな成長を実感。「もっといいプレーしたかったですけど、今週久しぶりに予選通ることができて、いい経験になったと思う」と振り返る。ショットにも手応えがあり、「よかったと思います」と評価。一方で、「もっとアイアンショットでバーディチャンスを多く作りたいですし、終わった後にテレビとかで見ていても、みんな難しい状況でたくさんチャンスにつけている。もっと練習して次につなげたい」と、トップ選手との差を感じ、課題を明確にした。「土日ゴルフできないのは本当に寂しいので、本当にうれしかったし、天気もよかったし、週末プレーできることは本当にうれしいこと。プロである以上、金曜日って難しいんですけど、そこをしっかり乗りこえて、技術を磨いて今後のシーズンに向けてやっていきたい」と、週末までプレーできたことに大きな喜びを感じていた。最終ホールでは、大きなスタンドを埋め尽くすギャラリーが金谷を迎えた。「すごい人がくるし、それだけゴルフが魅力なので、アメリカでプレーが続けられるように残りのシーズンも頑張りたい」と世界最高峰の舞台での経験が、新たなモチベーションとなった。次戦は7月24日から行われる「3Mオープン」への出場を予定している。来季の出場権をかけた戦いが続く中、さらなるポイント加算に向けて挑んでいく。
<ゴルフ情報ALBA Net>