間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか?ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました!毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は黄金世代屈指の飛ばし屋、山路晶です。
【連続写真】平均ディスタンス250ヤード超え! 山路晶のドライバースイング
◇山路は1998年度生まれのいわゆる黄金世代の1人。ツアーデビューを果たした2019年からドライビングディスタンスは23年を除く毎シーズン250ヤードを超え、今季も251.39ヤードをマーク。ツアーでも指折りの飛ばし屋である。ゴルフを始めた頃から「飛ぶ方だったので…」と飛距離に苦労したことはないと。なんともうらやましい。山路自身がスイングで意識しているのは、「上体と下半身の捻転差ですね」。バックスイングで上体を大きく回して、右足の上に乗るイメージ。下半身の動きを抑えられるため捻転差が大きくなり、パワーを貯められるという。そんな山路が飛距離を伸ばしたいアマチュア向けにアドバイスをするなら…。「下半身の力を使った方がいいと思います。腕や上体を使っている方が多いので、足を使って地面を蹴るとよりパワーが出せると思います」一概に蹴るといっても難しいので、タイミングや方向など具体的に聞いてみると、「スイングは回転運動なので、ダウンスイングから左に回らないといけません。蹴るというのは、まずは左に回るための右足の蹴りです。切り返しで左足を踏み込み、クラブを下ろしてきてボールに当たりそうになったら、体が左に回転するように右足で蹴ります」と右足の蹴りを重視する。打ってから右足に体重が残らないように、右腰が目標方向に動くようなイメージでもいいとも。右足の蹴りだけでもパワーの出力は大きくなるが、さらに飛距離を伸ばすための蹴りもある。「右足で蹴って回転をしつつ、左足はジャンプするように地面を蹴るとよりヘッドは走ります。また、地面を蹴るときに上体が起き上ってしまうとミート率が落ちてしまいます。頭の高さが変わらないようにお腹をへこまして背中を丸めると、よりパワーロスを防げます。すべてを一気にやるのは難しいと思いますが、素振りでもいいですし、動きのイメージを掴んでみてください」右足の蹴り、左足のジャンプ、お腹のへこまし…。多くのポイントを出してもらったが、まずは右足の蹴りを実現するために、右腰が目標方向に回る意識からはじめてみよう。
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