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即断即決の新1W『ZXi』投入し驚き「めちゃくちゃ飛びました」 横峯さくらが今季初の60台

<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 初日◇10日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6688ヤード・パー72>7バーディ・4ボギーの「69」で回った横峯さくらが、23位タイとまずまずのスタートを切った。開幕から前週まで¨皆勤¨の16試合に出場し、予選落ち13度と不振にあえいでいたベテランに勇気を与える今季初の60台。昨年10月の「スタンレーレディス」初日の「68」以来、実に48ラウンドぶりの「70」切りに「そうですね。やっとです」と安どの笑みを浮かべた。

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不振から脱出する光明の一助を担ったのは、今週から投入した新ドライバーだった。開幕2日前の8日、練習でダンロップの「スリクソンZXi LS」を初めて打って、実戦配備を即決した。「決め手は左に行かないこと。左に出て、右に戻ってくるイメージ通りの球が打てた。ミスしても許容範囲内に収まってくれる。メーカーさんには“使わせてください”とすぐにお願いしました。きょうもほぼOKのところに収まってくれていました」この日のフェアウェイキープ率は57.1%(8/14)だったが、データ以上の安心感がプレー全体にいいリズムをもたらした。さらに“ロースピン(LS)で大きく飛ばす”のうたい文句通りに飛距離もアップ。ドライビングディスタンスの計測ホールだった3番は256ヤード、6番は250ヤードを飛ばし、平均は253ヤードと、今季平均の235.97ヤードを大きく上回った。「めちゃくちゃ飛びましたね。何かに当たったんじゃないかなと思った」と自賛した“きょうイチ”はバーディで締めた363ヤードの最終9番。2打目はピンまで80ヤードで、単純計算で283ヤードのビッグドライブだった。「今年はここまで全部がダメ。最悪でした。でも、きょうは少しつかんだものもあるので、明日もできるように頑張りたいと思います」ツアー通算23勝を誇り、2009年には賞金女王にも輝いた。今年でプロ22年目。12月には40歳となるが、新たなドライバーを手にしたベテランは、まだまだ元気いっぱいだ。(文・臼杵孝志)

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