間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか?ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました!毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう!今回は、国内5勝を誇るツアー屈指の飛ばし屋のひとり、渡邉彩香。
【写真】さらなる飛距離アップへ 渡邉彩香が教える「左の壁を作る」ためのドリル
◇何度もスランプを乗り越え、復活を遂げてきた渡邉。今季もここまでドライビングディスタンスは245.30ヤードの19位と上位につけている。このドライビングディスタンスの計測が始まった2017年から、18年の4位などトップ10入りは5度。そんな飛ばし屋にアドバイスを求めると、スイングや道具のことよりも、まずは体の使い方の重要性について答えが返ってきた。「肩甲骨(けんこうこつ)や胸椎(きょうつい)周りの柔軟性が大事です。ぜひストレッチをして柔らかくしてください」ここで教えてくれたのは、何も特別な道具など用意しなくてもいい、自宅で気軽にできるものだった。やり方は、まず右手の平で左肩を、左手の平で右肩をつかみ、胸の前で“バツ印”のように手をクロスする。そして、ここからがポイントだ。「立ったまま、下半身は回らないよう、しっかりと地面に固定してください。そして少し前かがみになり、ゆっくりとスイングをする時のように上半身だけ左右に回してみてください」言われた通りにやってみると、これ単純だけど意外と難しい。かなり意識していないと下半身も一緒に動いてしまうのだ。逆に言えば、これが自然にできるようになれば、柔軟性が増しているといえるのかもしれない。ちなみに…「下半身が動いてしまうと、捻転差ができずパワーが生まれません」とクギをさされてしまった。「ラウンド中はそこまで意識しなくてもいいですが、ストレッチ中であれば、下半身は“1ミリも動かさない”くらいの気持ちで、上半身だけ回してみてくださいね」。確かに、これはそのまま自然なスイングにも通じそうな動きにもなる。「やればやるだけいい。ここは柔らかければ柔らかいほどいいと私は思っているので、回数にはこだわらなくても大丈夫です。下半身が止まっていれば捻転差が生まれて、パワーアップにもつながる。私も特に胸椎の柔らかさは意識していますね」夏場にうれしい風呂上りのビールの前に…“ひと捻り”。自宅でのストレッチメニューとして、ぜひみなさんもお試しあれ。
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