間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は年間女王を目標に掲げる通算2勝の河本結。
◇「アース・モンダミンカップ」では惜しくも今季初優勝を逃した河本。今季は未勝利ながらここまでトップ3位内は5回と安定感はバツグンだ。ワーストでも24位タイと“高値安定”の成績でツアーの中心にいる。アマチュアが1ヤードでも2ヤードでも飛距離を伸ばすコツを聞くと「芯に当てることが大事だと思います」。同じヘッドスピードでも、常に芯周辺で当たるのと、芯から遠いところで当たるのとでは飛距離に大きな差が出るのでミート率アップを挙げる。簡単にミート率を上げるために教えてくれたのは「利き目を知ろう、ですね。人は両目で見ているようでも利き目があるんです。利き目で見る真っすぐと利き目じゃない方で見る真っすぐは違うんです」。腕と同じように目も利き目がある。数センチのズレがショットの成否にかかわるゴルフにおいて、正しく“見る”ことが芯でとらえるためのコツだ。利き目といっても意外と自分がどっちなのか分からない人もいるだろう。利き目を確認する方法は、左右の人さし指を伸ばし、目の高さで両手を離して両人さし指が重なるように見る。そして片方ずつ目をつぶり、そのまま人さし指が重なって見える方が利き目。利き目ではない方は、左右の人差し指がズレて見える。ボールの後ろから片目をつぶって目標定める選手がいるが、これは利き目で見ている。「利き目じゃない方で見ると方向にズレが生じます。いいスイング、いいショットをしても結果がミスということにもなりかねません。また構えた時やインパクトも利き目を意識してボールを見ることで、体とボールの正しい距離や位置、向きもつかめて芯に当たりやすくなると思います」と力説する。また構えだけでなく、利き目によってスイングの意識も違っていいとも。「私は左が利き目です。左の人はバックスイングで体を大きく回してもボールを見続けることができるので、飛ばしたいと思ったら体は大きく回してもスイングはブレません。逆に利き目が右の人は、フォロースルーで体が回ってもボールは見えているので、フォロースルー側を速く回す意識を持ってもスイングはブレません。ただし、体を開くときに上体が浮かない方がいいので、胸が下を向いたまま振っていくことが大切です。最初は素振りで構わないので利き目で見る意識を持ってみましょう」ボールがしっかり見えることでスイングの安定性、ミート率アップにつながり、飛距離も伸びる。利き目を知り、見方の意識を変えることで飛距離が伸びるなら簡単なこと。早速試してみよう。
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