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「人生で一番難しい」片山晋呉が全米プロシニアで味わった衝撃

<すまいーだカップ 事前情報◇28日◇イーストウッドカントリークラブ(栃木県)◇6876ヤード・パー72>先週の海外メジャー「全米プロシニア選手権」(5月22?25日、米メリーランド州・コングレッショナルCC)に初出場した片山晋呉。予選を突破し、トータル8オーバー・51位タイで4日間を戦い抜いた。

【写真】片山晋呉が5000円で500万円取った『3ボールパター』

27日に帰国後、翌日には連覇がかかる「すまいーだカップ」の会場に姿を見せ、パッティング練習を重点的に行った。「人生でプレーした中で、一番難しいコースだった」。初の海外シニアメジャーで受けた衝撃は大きかった。「ティショットからカップに入れるまで、すべてが難しい。ゴルフ場のレベルが想像の三段階上をいっていた。素晴らしい」と、世界最高峰の舞台に感嘆した様子だった。2001年「全米プロ」で4位タイ、2009年「マスターズ」でも2打差の4位という実績を残してきた片山。それでも今回の難コースには、「これ以上プロが求める難しさはないのでは」と語るほどだった。そんなコースで「アンダーパーで回る選手はすごいなと思った」と上位選手から刺激を受けた。「僕も(4日間で)1回しか出なかったしね。大たたきもしなかったけど、頑張っても1アンダーだった」と悔しさもにじませた。「世界の選手たちと戦うために、どんな作戦を詰めていくかを考えるのが好き。この1カ月で何が必要かわかってきた。今週は現状のままでいくしかないけど、来週からは本格的に“詰める作戦”に入る」次なるターゲットは、6月26日から始まる「全米シニアオープン」(コロラド州・ブロードムーアGC)。すでに片山は、その準備へ思考を巡らせている。「大枠では大丈夫とわかったけど、細かい部分をどう詰めていくか。あと1カ月、どこで、どんな環境で練習するのが最善か…場所もよく考えないと」全米プロシニアで得たものは、単なる経験にとどまらない。世界と戦うための“気づき”と“課題”を明確にし、次なるステージへ。片山晋呉の挑戦は、まだまだ続いていく。

<ゴルフ情報ALBA Net>

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