<日本プロゴルフ選手権 最終日◇25日◇三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コース(岐阜県)◇7337ヤード・パー72>メジャー今季初戦の最終ラウンドが終了した。26歳の清水大成がプレーオフ4ホール目でパーをセーブし、同学年の生源寺龍憲を撃破。念願のツアー初優勝を果たした。
「日本プロ」最長タイとなる延長戦4ホール目。清水が放った勝負の3打目は、ピンそば約1メートルについた。パーオンを逃した生源寺はパーセーブできず、清水が2パットのパーで勝負あり。右こぶしを握りしめて、観客の声援に応えた。優勝インタビューでは、「ホッとしました。やっと勝てた」と笑顔を見せた。16番では痛恨のダブルボギーを喫したが、「クラブ選択とか、自分のしたことに間違いはないと思っていた。リーダーボードを見て、まだ首位から落ちていないことで安心できた。落ち着いてプレーできたと思います」と振り返った。日本勢による日本プロでのツアー初優勝は、2011年の河井博大以来。14年ぶりの快挙となった。最後は「最高です」と満開の笑顔で勝利の喜びをかみしめた。生源寺はメジャー初Vが目前だったが、延長戦で涙をのんだ。トータル11アンダー・3位タイには昨年覇者の杉浦悠太、前週Vの金子駆大、木下稜介、比嘉一貴、米澤蓮、池村寛世が入った。大会2勝目を狙った石川遼は3バーディ・3ボギーの「72」。トータル8アンダー・19位タイで4日間を終えた。
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