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今年5月の「全米プロ」で警察官の指示に従わなかった理由により、逮捕されて地元警察に収監された世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー（米国）。その逮捕劇に関わった警察官のひとりが、窃盗容疑で逮捕されたと『GolfDigest』など複数の海外メディアが報じている。

シェフラー拘束時の衝撃姿【写真】

シェフラーが逮捕されたのは、全米プロ2日目のスタート前。早朝5時ごろ、大会のシャトルバスが交通事故を起こし、関係者に死者が出る事件があった。シェフラーはいつも通りに車でコースに到着したが、事故の関係でエントランス付近は混乱しており、警察官の停止要求に応じなかったシェフラーは即座に車から下ろされて、手錠をかけられた。警察関係者の発表によると、停止要求に応じなかったシェフラーは10数メートルほど進み、その際に警察官を引きずる形となってしまった。その警察官は手首をケガして病院に搬送。シェフラーはその後、暴行罪など複数の罪で逮捕された。収監から2時間後には容疑が晴れて釈放され、第2ラウンドを無事にプレー。「66」をマークし、4位タイで決勝に進んだ。今回、窃盗容疑で逮捕されたのはシェフラーを拘束した3人の警察官のうちのひとり、ジャヴァー・ダウンズ巡査。『GolfDigest』によると、ダウンズ巡査は容疑者から押収した4000ドル（約57万円）を盗んだという。ルイビル警察はダウンズ巡査を緊急停職処分にしたと発表。解雇手続きを進めている。

<ゴルフ情報ALBA Net>