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政田夢乃がプロテスト合格後、初のレギュラーで11位発進 1ボギー以外は100点です!

<リゾートトラスト レディス 初日◇23日◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>5度目の挑戦で昨年のプロテストに合格した政田夢乃が念願のツアーデビューを果たした。4バーディ・1ボギーの「69」で回り、大満足の11位スタート。インスタートの12番パー4で残り125ヤードの2打目をピンそば2メートルにつけて最初のバーディを奪い、4番パー3は7メートルをねじ込むなどショット、パットともに好調だった北海道出身の23歳は「楽しかったです。1番のボギー以外は100点に近いゴルフができたんじゃないかなと思います」とニコニコ顔だった。

おそらくみたらし団子です【写真】

アマチュア資格を放棄していた昨年の「日本女子オープン」はプロとして出場したが、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会員としては、今大会が初めてのレギュラーツアー。待ちに待った初陣が決まったのは、4位に入った先週のステップ・アップ・ツアー「ツインフィールズレディース」の期間中だった。主催者推薦での出場が急きょ決定。20日の月曜日は千葉で開催された「アース・モンダミン杯」の主催者推薦選考会(マンデートーナメント)に出場し、本戦切符を手にして兵庫にやって来た。「普段は一人で車で移動しているけど、今回はちょっと厳しいかなと思って」と札幌市内の自宅にいる母・美奈子さんにSOS。石川→千葉→兵庫の運転を頼んだおかげで、「母には申し訳なかったけど、移動中はほとんど眠っていた。疲れを取るには寝るのが一番だから」と長距離移動の疲れを最小限に抑えられたことも好スコアにつながった。昨年のQTはファーストステージで敗退し、QTランクは自力ではレギュラーツアーに出場できない147位。「今週もステップに出るつもりだったけど、せっかくいただいたチャンス。上位に入れるように頑張りたいです」。急きょ決まった出場だけに会場近くの宿泊施設は予約できず、片道40分近くをかけてのコース入り。「そこも最終日まで連泊が取れなかったので、(宿泊先を)引っ越ししないといけないんです」とため息を漏らしたが、試合に出られる喜びに勝るものはない。「曲がらないショットが自分の持ち味。そこを生かしていきたい」。ホールアウト後はサインを求めるファンが長蛇の列をつくった。首位とは2打差。遅れてきたプラチナ世代の人気プロが、ひそかに今週の主役を狙っている。(文・臼杵孝志)

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