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「ウェッジの食いつきが明らかに違った」 脇元華が選んだテーラーメイドの“黒”

<パナソニックオープンレディース 事前情報◇24日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6669ヤード・パー72>すでにトップ10入り2回で、2019年以来のシード復帰、そしてレギュラーツアー初優勝に向けて目下好調の脇元華。2021年からテーラーメイドとボール契約を結び、今季は新作の“黒”『TP5』を使用している。

山内日菜子は“赤”がお好み【写真】

かつては硬めのボールを使用していたが、新作では柔らかめのモデルを選んだ。「最初に打ったとき、ウェッジの食いつきが明らかに違ったんです。良いなと思いました。フェースに乗ってくれる感じがあった」。スピンの入り方、スピンコントロールのしやすさ、狙ったキャリーを打てるところに惚れた。継続して同じウェッジを使用しているが、リカバリー率は62.5954%(2023年)から65.4412%(今季)と改善されている。硬めのボールを使っていたことから、最初は同じくテーラーメイドの“赤”『TP5x』も試してみたが、「グリーンが硬い試合が多くて、スピンが効いて止まってくれたほうが自分にはよかった」と『TP5』を選択。それでも、柔らかくなったことによる“飛距離ロス”はなかったという。ドライバーも最新モデル『Qi10』を選択。「そもそもめちゃめちゃいいドライバーなのですごく打ちやすい。ボールとの相性も、もちろんいい。怖がらずに自信をもって振り切れます」。まだ春先ではあるものの、ドライビングディスタンスは234.07ヤードで全体48位、フェアウェイキープ率は70.5357%と7割のボーダーラインを突破している。このドライバーとの相性、というのは女子プロゴルファーが挙げるポイントのひとつ。『Qi10』と『TP5x』を組み合わせる飛ばし屋・泉田琴菜は「前作よりもボールは柔らかくなったと聞いています。なので、もともとTP5を使っていたけれど、飛び系にも重視されているTP5xを選びました。ほどよい高弾道で前に行ってくれる感じがする」と話した。山内日菜子も“赤”をチョイス。「柔らかい方が好き、っていうこだわりはなくて。黒と赤ならディスタンス系の赤を使おうと。クラブも良くなっているという面では飛んでいますね」。5連勝を飾る世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)と同じく、『Qi10 MAX』と『TP5x』の組み合わせで戦っている。「女子ツアーではテーラーメイド契約選手とか、使用している選手が少ないかもだけど…。みんなが思っているより本当に良いボールなんです。一回、打ってみてほしいですね」と脇元は最後に“猛アピール”。赤と黒。あなたに合うのはどちらだろうか…。

<ゴルフ情報ALBA Net>