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アン・シネの好調支える世界で一本の“100万円パター”「愛情がこもってます」【きょうのヒトネタ!】

ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は「アクサレディス宮崎」が行われたUMKカントリークラブ(宮崎県)から。

これがアン・シネがオーダーしたパターのデザインです【写真】

◇2試合連続で予選通過を果たし、自身初のトップ10入り(10位タイ)を決めたアン・シネ(韓国)。5年ぶりのツアー復帰で開幕から2試合は決勝ラウンド進出を逃したが、徐々に調子も上がってきている。本人も、「まだショットはしっくりこない部分があるけど、ショートゲームの感覚は良くなってきました」と少し安心した様子もうかがえる。試行錯誤を重ねるなかで、クラブ面も「パター以外、全部替えました」といろいろなものを試している。「トーナメントを離れてクラブの大事さを忘れてたんですけど、グリーンも硬いし、そこもちゃんとしないといけないと思いました」と、ここからもテストが繰り返されそうだ。ただ裏を返すと、交換しなかったパターへの信頼は絶大ともいえる。そこで何を使っているのか見せてもらうと、とても“ポップ”な見た目の1本をバッグから取り出してくれた。これはスコッティキャメロンのオーダーメイド品。確かにベースはそのピン型パターだが、水色とピンクで『TOUR PRINCESS(ツアープリンセス)』、『GIRL USE ONLY(ガール ユーズ オンリー)』などの文字や、ハート、花柄のイラストが刻み込まれている。本人に聞いてみると、「2年前に購入していたんですけど、試合もなかったので大事に保管してありました。それで今年の開幕戦から使っているんです。愛情がこもってますよ」とそれを眺めながらニッコリと笑う。「しばらく使うと思います」という、“世界に2つとない”エースパターが好調を支えていた。ちなみに関係者の話によると、このカスタムパターのお値段は1本100万円超。まさに“プロが認める逸品”だ。アクサレディスでは、2日間の平均パット数が26.5で5位タイ。しっかりとグリーン上の安定感をもたらしている。今週の「ヤマハレディースオープン葛城」(28日開幕、葛城GC 山名コース)はスキップし、来週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」に出場予定。このまま上位入りが続けば…100万円の投資もお安いもの? これからもセクシー・クイーンのパッティングに注目だ。

<ゴルフ情報ALBA Net>