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黄金世代14人目 臼井麗香が涙の初優勝「まだ夢みたい」

<アクサレディス宮崎 最終日◇24日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6545ヤード・パー72>最終ラウンド中止の報せを聞いたとき、臼井麗香の目から涙がこぼれ落ちた。25歳が念願のツアー初優勝を果たした瞬間だった。

ウキウキのレイチェル【写真】

悪天候によるコースコンディション不良の影響で、午前8時17分から競技中断。天候の回復が見込めず、午前10時50分に中止が決定した。規定により、臼井が栄冠をつかんだ。「すごいうれしいのが一番。まだ夢みたいです」前日には「肉食系ゴルフ」で優勝を狙うと宣言。中断が決まったあとはロッカールームで集中力を高めてスタートに備えていた。突然の吉報に“夢うつつ”となるのも無理はない。ただ、たった2日間で14バーディを奪ったあたり、肉食系ゴルフの片りんをのぞかせた。トータル13アンダーは優勝スコアとして胸を張れる数字だ。先週の「Vポイント×ENEOS ゴルフ」も同様に最終日が悪天候に見舞われたが、9ホールまでは競技が行われた。それもあり「ハーフは少なくともやると思った。気持ちを切らさずに待っていました」というが、結果的に幸運の女神は臼井にほほえんだ。昨年の小滝水音に続き、1998年度生まれの“黄金世代”として14人目の優勝者となった。念願の勝利をつかみ、ここから先を行く仲間たちの背中を追っていく。レイチェルの愛称で親しまれる人気者。新たな肩書きが加わり、中心選手としてこれからもツアーを盛り上げる。

<ゴルフ情報ALBA Net>