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PGAツアーの選手理事会とPIFがバハマで初会合 タイガー・ウッズがホスト役

PGAツアーの選手理事会とサウジアラビア政府系ファンド『PIF』のヤシル・アルルマヤン会長が顔を合わせるミーティングが18日(月)に行われた。タイガー・ウッズ(米国)、アルルマヤン会長、PGAツアーのジェイ・モナハン会長、そしてPGAツアーに巨額投資を行う「ストラテジック・スポーツ・グループ」(SSG)のメンバーでフェンウェイ・スポーツグループの創設者の一人、ジョン・ヘンリー氏らが続々とバハマに集結。その会場はタイガーの大会が毎年行われているアルバニー・リゾート、どうやらタイガー所有の私邸で行われたようだ。

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選手理事の一人であるウェブ・シンプソン(米国)は今週のPGAツアー「バルスパー選手権に」出場。会場のイニスブロックリゾート(フロリダ州)に戻り、様子について明かした。ミーティングのホストを務めたタイガーは「とても一生懸命に取り仕切っていた。我々のリーダーとしてとても素晴らしい存在だった」とシンプソン。「アルルマヤン会長と会って直に話すことはとても重要なことだった」と話した。タイガーはアルルマヤン会長とも打ち解けて、アルバニー・リゾートでゴルフもプレーしたという。ミーティングにはタイガーとシンプソンに加え、パトリック・キャントレー、ジョーダン・スピース、ピーター・マルナティ(いずれも米国)、アダム・スコット(オーストラリア)の選手理事6名に加え、PGAツアーと新たに設立する「PGAツアー・エンタープライズ」と選手間のリエゾン(連絡係)として“プレーヤーディレクター”に加えられたジェフ・オギルビー(オーストラリア)も出席した。ミーティングの内容は不明だが、昨年6月に電撃発表された「統合の枠組み」の合意には大きく近づいていないと見られる。モナハン会長はミーティングの後にPGAツアー選手にメモを送り、「アルルマヤン会長が、PGAツアー・エンタープライズへの投資を明確にするもの」と伝えている。シンプソンは「アルルマヤン会長と会って、彼がどんな人か、彼がどんな意図を持っているのかを知りたかった。そしてアルルマヤン会長もわれわれの考えを知りたかったようだ」と話した。ミーティングでは交渉などは行われず、PIFが目指すものが語られたという。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA Net>