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“急転直下”でJGTO会長に就任決定 諸星裕氏「さすがにビックリしました」

19日、日本ゴルフツアー機構(JGTO)は定時社員総会後に記者会見を行い、青木功に代わる第5代会長に諸星裕氏が就任することを発表した。1999年のJGTO発足から14年間は主に国際関係担当として理事を務めており、それ以来のJGTO復帰となる。

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77歳の諸星氏は、米ミネソタ州立大学の特別功労教授。犯罪学の専門家として米国や日本の大学教授、学長を歴任している。また、五輪やワールドカップといった国際スポーツイベントの招致や交渉などを担当するなど、国際的経験が豊富でもある。「みなさんと共に、素晴らしいJGTOにしていきたいと思います。選手たちの生活を守り、スポンサーへのリターンを考える。それがしっかりうまく合えば、必ず世界のツアーになることができる」と抱負を語った。就任が決まったのは、総会が始まる直前のことだった。副会長に決まった倉本昌弘が他の会長候補と交渉を続けていたが、不調に終わり、理事としてJGTOに復帰する予定だった諸星氏の会長就任が“急転直下”で決まった。「総会に向かう車の中で聞いて、さすがにビックリしました」と心境を話すが、「でも、自分なりにここ数年のアメリカツアー、ヨーロッパツアー、もちろん日本のツアーことなどを調べて、世界のことも分かっているので、またこれから学びながらやっていきたいと思っております」と意気込んだ。JGTOの目下の課題に挙げられるのは、開催試合数の減少。今季は昨季より2試合減少し、過去最少に並ぶ24試合となった。諸星氏には試合数増への舵取りを担うことが期待される。「私の得意分野は“外”との交渉です。いろんな人が集まるオーガスタで、まずは(PGAツアーの)ジェイ・モナハンCEOと話をして、いろんなことをやり直していきたい」と、4月に行われる海外メジャー「マスターズ」の会場で、各ツアーのトップと接触を図ることを明言した。

<ゴルフ情報ALBA Net>