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歴史的アマVでプロ転向した杉浦悠太 ルーキーイヤーは日本の「賞金王」を狙う【特別インタビュー】

昨年の国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」で史上7人目のアマチュア優勝を遂げた杉浦悠太。大会直後にプロ転向を果たし、今季は実質ルーキーイヤーとなる。今年の3月末に日大を卒業し、新たな道へと進んでいく。そんな杉浦に単独取材を行った。今回は『今年の主戦場と目標』について話を聞く。

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杉浦は、昨年末から行われたアジアンツアーの出場権をかけたQT(予選会)に挑戦。今年1月の最終予選会までコマを進めると、2024年シーズンの出場権を得られる上位35人に入りシード権を獲得した。杉浦の今季自身初戦は今月29日から行われるアジアンツアー第3戦「ニュージーランドオープン」の予定だ。そんな杉浦の今シーズンは「日本ツアーに全部出る予定」と話す。出場権を獲得したアジアンツアーは「空いてる週などに試合があれば、挑戦していきたいと思っています」と日本を主戦場に戦うスケジューリングをしていた。というのも、杉浦の今季の目標は日本ツアーで「賞金王になること」だからだ。やがては海外で戦うことを目標としている杉浦は、昨季“賞金王”に輝いた中島啓太のルートに影響を受けた。「(影響は)大きいですね。賞金ランキング上位に行くと、ヨーロピアンツアーに行くチャンスがあるので、海外に行くためにも賞金王を目指します」と強い眼差しで語った。賞金ランキング1位、2位、3位に与えられるDPワールド(欧州)ツアーの出場資格。2位、3位は出られる試合の数に限りがあるため、狙うは一番の座となる。今季国内ツアーの初戦は「東建ホームメイトカップ」の予定。狙うはもちろん「優勝」だ。昨年は推薦枠でアマチュアとして出場し、トータル13アンダー・11位タイで終えており「コースのイメージはいい」とコースとの相性は悪くない。気負いすぎず、いい幕開けとしたいところだ。昨年プロとして初めて戦った「カシオワールドオープン」では自身の名前に“@”がついていないことに不慣れではあったが、“杉浦プロ”と言われることにも「慣れてきましたね」と笑顔を見せる。”先輩”中島に続くことはできるのか、22歳の24年シーズンが幕を開ける。(文・高木彩音)

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