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“ジャンボの弟子”がホールイワン達成で2位発進 6度目の瞬間は「見えなかったんです」

<ブリヂストンレディスオープン 初日◇18日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6573ヤード・パー71>リ・ハナ(韓国)が、昨年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」第3ラウンド以来となる、ツアー2度目のホールインワンを達成した。6アンダーの2位と好発進も決め、初優勝に向け弾みをつけた。

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10番からスタートし2つ伸ばして迎えた4番パー3。ティショットで6番アイアンを振り切ると、ピン手前6メートルほどに落ちたボールがカップに寄っていき、そのまま吸い込まれた。本人は「見えなかったんです」と残念そうだが、目撃したキャディは「どれくらい転がるのかなと距離計算機を覗いていたら、ピンに向かっていって、『いいな、いいな』と思ってたらボールがなくなった」と、その状況を証言した。日韓含め、これが試合では3回目。さらに練習でも3回経験しており、実に6度もエースを達成。「最近はドライバーのフェアウェイキープがよくて、そこからアイアンが狙いやすい。チャンスを作ってバーディにつながりました」と、好スコアの要因について話す。飛ばし屋有利ともいわれる長いコースを、今季のドライビングディスタンス230.44ヤード(82位)ながら攻略。初日は14ホール中12ホールだったフェアウェイキープ数や、24回で全体3位タイにつけたパット数などが後押しした。前半戦出場権の資格でツアーを戦う今季は、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」3位、「RKB×三井松島レディス」7位と直近2試合連続でトップ10入りも果たし、現在メルセデス・ランキング18位につけている。リランキングも問題なく、初のシード入りにも有利な立場にいる。そして今週も初優勝を狙える位置についた。「明日も目標を決めてスコアよりも目の前の一打一打に集中すればいい結果につながると思うので、頑張りたいです」。2020−21年シーズンのステップ・アップ・ツアーで3勝を挙げ、賞金ランク1位に輝いた21歳は、現在ジャンボこと尾崎将司のもとで練習を積んでいる。師匠に最高の結果を報告することはできるか?

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