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蝉川泰果が挑む初めての“和合”は、松山英樹の元エースキャディと初タッグ

<中日クラウンズ 事前情報◇26日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70> 2週前にプロ初優勝を挙げた蝉川泰果が、第63回を迎える伝統の「中日クラウンズ」に初めて出場する。月曜日に1ラウンド、火曜日にハーフの練習ラウンド、そして水曜日にはプロアマで18ホールを回り、「グリーン周りが難しい印象ですね」と語った。

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その初めての和合で、進藤大典キャディと初タッグを組む。進藤氏は松山英樹がプロになる前から2018年まで6年間エースキャディを務め、国内外で数々の優勝をサポートしてきた。そして、19年の2月にスポットで「WMフェニックス・オープン」で松山のバッグを担いだのを最後にキャディ業から離れて、中継の解説など活躍の場を広げてきた。今年に入って先月の「オーガスタナショナル女子アマチュア」では馬場咲希のキャディとして、試合では4年ぶりにバッグを担ぎ、5位タイに入っている。「今年は3試合担いでもらうんですけど、最初は日本で、残り2試合は海外。スコティッシュオープンと全英オープンです」。7月に行われる米国男子ツアー「ジェネシス・スコットランド・オープン」と、メジャーの「全英オープン」の2連戦も進藤氏がキャディを務める予定だ。今大会は3連戦目。蝉川は昨年10月にプロ転向してから、連戦での調整方法を探ってきた。昨年は国内で3連戦を1度、今年に入って1月に米ツアー3連戦を経験し、「やっぱりペース配分を考えすぎていた」という。米国では疲れを残さないように練習量をセーブしていたが、4月に国内が開幕してから、練習量を増やすようになった。「今年の東建からアマチュア時代にやっていたように、自信が持てる納得いく状態までしっかり練習するようになりました。ペース配分というより、だんだん疲れを感じないくらいに体が強くなってきたと思う。ペース配分を考えるよりも思ったところに打てることのほうが精神的に疲れない」。そんな気づきで開幕2戦目の「関西オープン」で念願のプロ初優勝を遂げた。「予選ラウンドはとにかくいいスコアで回ることしか考えていない」。試合のなかでもペース配分は計算せず、石川遼と桂川有人との組み合わせとなった初日からエンジン全開でいく。

<ゴルフ情報ALBA Net>

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